その神社は上野にある五條天神で、薬の神様である大国主命 (おおくにのぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が 祭られています。 むかし、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東北遠征のおり、 上野忍が丘を通ったさいに2人(?)の神が現れ、難を救われた そうです。それを感謝して祭られたのが五條天神の初めてで、 そのときから1900年目なのだそうです。 大国主命(おおくにのぬしのみこと)は『因幡の白うさぎ』の話で 有名です。皮をむかれて浜辺で泣いていた兎に「真水で体を洗 って蒲のほわた(花粉)にくるまって寝ていなさい」と教えたそう で、日本で行われた初めての医療といわれています。 必然的に、この神社と医薬品業界の結びつきは強く、薬の神 様の祭典をつかさどる薬祖神奉賛会という組織の会合が先週 末の金曜日に行われました。すでに上野の山は桜が咲き始め、 沢山の人出がありましたが、まだ寒いうえに突然の雨。まさに 花冷えでした。 社務所で行われた役員会終了後、全員で拝殿にあがり、祈祷 とお祓いを受けました。以前にもかきましたが、この立派な拝 殿の天井には沢山の薬草の絵が描かれ、きれいに保存されて います。 宇津家の薬師堂にも同様の絵がありますが(HP 400年の歴 史参照)、とにかく保存するには多額の費用がかかります。 今回1900年祭の寄付をつのっていましたが、うちも400年祭 をして寄付をつのりたい・・・ 五條神社ホームページ http://gojyoutj.hp.infoseek.co.jp/ ]]>