母はいったい何体の人形を作ったでしょうか。亡くなったあと部屋 には沢山の布やパーツ、目玉がザクザク。座らせる椅子などが いくつも残されていました(私が死んだ後も同じようなことを言われ るでしょう)。 目が動くように胡粉で空洞に作ったり焼き物で作ったり、本格的で 展示会にも何度も参加。期限に追われ、「もう辞める」と毎年嘆い てました。 いまでも母の家の玄関を入ると、この二人が出迎えます。当時、 西武デパートのポスターを参考に作ったそうです。 「うたた寝する少女」 人形はもちろん、服から靴、小物まで、すべて型紙からお越して 作っています。 「バイオリンを弾く娘」 これもバイオリン以外は手作りです。 「セロ引きのゴーシュ」 縁あって、岩手県のイートハーブ館に寄贈し飾られていました。 「人形と少女」 この文化人形も手作りで、小さい方はブローチになっています。 亡くなった父が、家内の母親に似ていると言ってました。体型 のこと ? 娘もそっくりです。木馬も手作りです。 「おしん ?」 日本人形も沢山つくりました。家内が一番気にっています。 このほかにも紹介できないほどあります。母の存命中に人にあ げたり、形見分けにあげてしまった子も沢山いるのですが。 ]]>