園芸用機械はエンジン式が多く、電気式のように手軽には使えません。 また、スイッチを入れればエンジンがかかるというわけでもなく、スターター の紐を引っぱってかけるので、なかなかエンジンかからないと汗だく。 作業が始まる前に体力を消耗してしまいます。その上燃料やオイルを 使うので、手は油まみれ。特に使用歴20年の古い草刈り器には手を 焼きましたが、私もとんだ失敗をしました。 経歴20年のベテラン。調子がよければよく動きます。 初めてこの機械を使う時、事前に電話で工場の詳しい人に操作と燃料 の作り方を教えてもらいました。指定燃料はガソリンとオイルが25:1の 市販品ですが、地元の人は自分で調合する50:1がいいと言うのです。 実家に行って草刈り器を作動させると、工場の人が整備していてくれた おかげで快調に作動。薬師堂の周りの雑草がきれいに刈れたころ、燃 料が無くなってきました。え~っと燃料は・・・どうするんだっけ? 電話で聞いた作り方を思い出しながら機械置場に行くと、そこには50:1 と書いてある容器がありました。「なーんだ市販品があるんじゃないか」。 なんの疑いもなく、その液体を草刈り器のタンクに入れました。すると、 あんなに快調だったエンジンがかかりません。何度紐を引っ張ってもか からずギブアップ。仕方なく草刈りは諦め、他の仕事をして帰りました。 後日電話で工場の人にその話をすると、彼が操作してもまったく動か ないとのこと。そこで修理に出してくれることになりました。あとでその 結果を聞いて驚きました。燃料タンクにオイルが入っていたと言うので す。「50:1と書いてあった燃料を入れたのに…」と言うと、「それは50:1 用のオイルです。」といわれました。そうだ!確か電話でそう聞いてた! 50:1の燃料どころか、オイル100%を入れてしまったのです。これじゃ 動くはずがありません。「分解掃除は高いですよ」と言われてガックリ。 でも、修理代は500円で済みました。よかったー。 左が50:1用のオイル、右が25:1の燃料。まぎらわしい。 草刈機でも失敗しました。やはり電話で使い方を教わりましたが、これ もエンジンがかからず大騒ぎ。結局燃料コックが閉まったままでした。 やはり電話で聞いただけではだめです。その後何度か機械のトラブル があり、そのたびに工場の人にお世話になりました。いまは社長の道 楽と言われないように、日々がんばってます。 次はめげた話。 家内と、薬師堂の垣根を電動式カッター(バリカンのお化け)で平にカット しました。炎天下で足場は悪いし悪戦苦闘。その上、前回書いたとおり 3回もコードをちょん切ってしまいました。ヘトヘトになってやっと終わると、 まあまあの出来栄え。そこへ以前庭の手入れをお願いしてた方が通り かかりました。自慢げに腕前を見せると「こんなんじゃダメ、もっと短く刈 らないと」と言われてガックリ。次の機会の課題としました。 最近家内は除草剤担当。重いタンクを背負って薬を撒いています。雑草 は少しぐらい除草剤がかかっても枯れないので、しつこいくらいに除草 剤を撒いていました。ところがあとで、「岩場の間の龍の髭(草の名前) は、土留めの役割をしているから枯らしちゃだめですよ。」と言われまし た。家内は特にそこに念入りに除草剤をかけていたのです。その日は、 今年一番にへこんでました。 家内の災難 薬師堂の敷地で、家内が切った木を集めてました。ちょうどお地蔵様の 前に来たとき、木の枝の間からヘビが!悲鳴を上げて起き上がった家内 は、お地蔵様の屋根に頭を激突。頭から血を流しました。 じつはこのヘビは死んでました。家内が殺した?? もう一つ家内が血染めになった話。除草剤のタンクが重いので、私に背 負わせてくれと頼みました。何の気なしに背負わせると、家内が「痛い!」 と叫びました。気づくと私は木バサミを持ったままで、それで家内の背中 をグサリ・・・という程ではありませんが、血が出たと大騒ぎしてました。 殺意はありません。ほんとです。 押収された凶器。祖父の遺品です。 というわけで、最近の余暇はもっぱら庭の手入れです。2人の会話も、次 はあそこの草を刈ろうとか、今度はこっちの木を切ろうとか。車で走ってい ても、気になるのは空き地の雑草や伸び放題の雑木林など。ついに家内 は、新聞のチラシで服のバーゲンより芝刈り機の値段が気になる始末。 まあ、あまり無理せず、趣味の範囲でゆっくりやりましょう。 ]]>