試供品というのは、医薬品・化粧品独特のものかもしれません。 通常は一回の服用量・使用量が入っているもので、効果を試すと いうよりは、剤形見本といった方が正しいでしょう。 薬の郵送が禁止になったため、試供品を配れるのは、薬剤師・登 録販売士のいる薬局・薬店・ドラッグストアーに限られます。 宇津救命丸も試供品がありますが、ただお店に置いてもらっても、 有効に活用されることが難しいのが現状です。また、たとえ赤ちゃ んを連れたお母さまに差し上げたとしても、使っていただけるかど うかわかりません。 宇津救命丸の試供品は、中身は10粒ですが、包装形態は製品 と同じ。ちょっと立派すぎ? 話は変わりますが、最近当社で調査をしたところ、お母さんの育 児の悩みベスト1は相変わらず「夜泣き」ということでした。夜泣き に悩むお母さんはいろいろ工夫されてるようですが、薬局・薬店で 相談するお母さんがいないのが現状です。 そこで、どうしたら有効に試供品を使っていただけるか考えました。 写真の様な試供品引き換え券を作ってオムツやミルクのコーナー に吊るし、必要と思ったお母さまが引換券をレジに持って行くと、 試供品がもらえるという仕組みです。これなら試供品もムダになら ずにまさにエコ。 通常は、卸を通して沢山ある小売店に商品の供給をお願いしてま すが、なかなかこういう企画をお願いするのは難しいものです。 そこで、我々が廻ってフォローできる範囲で実施しようということに。 私も10件ほどのお店を廻ってみることにしましたが、そのうちの数 件は、実際に私が店長さんに説明をしてみました。 私が営業を経験したのは35年前。セールストークも錆びつき、緊 張します。結局言いたいことの6割ほどしか言えず、同行の次長に 助け舟を出してもらいました。 店長さんにお話を伺うと、やはり赤ちゃん連れのお母さまに薬を勧 めるのは難しいとのことでしたが、今回の試供品企画の話は、「や る価値はある」との好印象でした。問題は、その引換券を下げて もらう場所。結局、店長さんと相談の上、ベビーフードの棚に下げ させてもらうことにしました。 夜泣きやグズリで困っているお母さんは沢山いるはずです。最近 多い幼児の虐待も、それが原因というのも少なからずあるのでは。 ある地方の町役場の方は、育児の講演会に出向き、そういう事件 が起きないように、夜泣きやグズリを治める宇津救命丸という薬が あると講演しているとのこと。 ちょっと気負いすぎた見方かもしれませんが、この小さな試供品が、 少しでも役に立ってくれればと願っています。 ]]>