部屋は毎年同じ和室。最近は、和風旅館でもベットのところが増え てるようですが、やはり旅館に着いたら畳の上でゴロンとしたいもの です。部屋からは間近に北アルプスの山々が望め、眼下には川が 流れるという絶好のロケーション。 このホテルの不思議なところは、もう20年近く毎年来ているのに、 スタッフが顔も名前も覚えていないこと。顧客名簿がないのか、毎 年スタッフがコロコロ変わるのか・・・かといって、サービスに差があ るわけではないでしょうが。 一休みしてからお気に入りのお風呂へ。ここの露天風呂は、私の お気に入りベスト3に入ります。お湯は透明ですが強い硫黄の匂 いがし、時折湯の華が浮いてます。いまは部屋に露天風呂がある のがはやりですが、狭いスペースに無理やり付けた浴槽で、景色 は見えないし、何がいいのか・・・ お風呂なんて広くて景色がいい 方が気持ちいいと思うのですが。まあ人それぞれですね。 露天風呂の写真を撮ろうと思ったら、あいにく4人のお客さん。今回 は無理だとあきらめて身体を洗っていると、4人が次々と上がってい きました。いまがチャンス ! 石鹸を洗い流すのもそこそこに露天風呂 へ突進。すると、岩場の影にもう1人いました。せっかくのチャンス。 意を決して「ブログ用に写真を撮っていいですか?」と聞くと、どうぞと 快く承諾していただきました。さらに、「撮りましょうか?」と言ってくだ さいましたが、丁重にご遠慮申しあげました。 すっぽんぽんで写真を撮りまくる初老の男(しかも携帯電話のカメラ で)を見て、「こいつは何者?」と思ったことでしょう。 夕飯は1階の食堂で。今回は飛騨牛を使った料理でしたが、費用 対効果はまあまあ。年々工夫のあとが見れます。最初に来たころは 「何じゃコリャ !?」な料理もあり、食後のデザートにいたってはプッチン プリンでしたから。 翌日、朝8時に食堂に行くと、食べてるお客さんはもうほとんどいま せん。ふつうはみんな早起きして山に登りに行くのです。 テーブルの上の朝食を見て、品数の多さにビックリしましたが、よく よく見ると「取りに行かないバイキング」って感じ。でも、ここの朝食に は私の大好物の「ほう葉味噌」が付き、これだけで三膳はいけます。 最初はこれを目当てに行ったぐらいですが、最近は東京でも手に入 るようになり、あまり感動もなくなりました。 今日の目的は、新穂高ロープウェーの中間駅に出来た露天風呂。 ロープウェーは何度も乗ってるので、今回は車で行くことに。駐車場 に着くと、なんと、こんな山の中でも有料。ロープウェーの方が安い ぐらいですが、それでもかなりの車が停まってました。 中腹からの景色もすばらしい 去年来たときは、営業時間が過ぎていて入れなかったので、余計 に期待が高まります。私のイメージでは、崖の上にお風呂があり、 眼下に広がる景色を見下ろしながら…。ところが、露天風呂に入っ てみると、周りはヘイに囲まれ、見えるのは山の頂上のみ。しかも 標高1300メートルもあるのに、照りつける強い日差しで暑いこと。 ここでも先客が5人ほどいましたが、ラッキーなことにみんなあがっ ていきました。 風呂をあがったころ気温も上昇してきたようで、汗が止まりません。 併設するレストランで、割引につられて「こけもも」のジュースを飲み ましたが、自動販売機のウーロン茶にすればよかった。 外の売店に行くと、ほうば味噌入り肉マンとか飛騨牛入りメンチカツ などそそられるのぼりが立っます。家内と一つづつ買って食べました が、いづれも撃沈。名物にうまいもの無しとはよく言ったものです。 そんなこんなで、今年の夏休みも終わりました。 ]]>