連休 竹の子と芭蕉の里

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震災から1ヶ月半たち、東京で感じる余震は少なくなりましたが、栃 木ではいまだに日に2~3回は感じます。 用があって町民広場に行ったら、グラウンドに地震で倒壊した瓦礫の 山がありました。大谷石やレンガ、アルミやトタン、木材と3つの山に 別れていましたが、被害の大きさを目の当たりにして唖然としました。 ここら辺でこんなですから、福島や宮城などの被災地の想像がつき ません。 201104281307000%20%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%8D.jpg ほとんどがもろい大谷石のようです 201104281308000%20%20%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%8D%E3%80%80%EF%BC%92.jpg 昨年は、5月頃から必死になって庭の手入れを始めましたが、最近 は人に頼めるようになったので、気持ちに余裕ができました。 昨年秋に木の枝を切りすぎて、葉っぱが出てきたら不恰好になって しまった木がちらほら。でも、初夏は花がきれいです。 いつの間にか芝に根付いた高山植物のひな草 201104301454000%20%20%E3%81%B2%E3%81%AA%E8%8D%89.jpg 母が好きだった「すおう」 201104291200000%20%20%E3%81%99%E3%81%8A%E3%81%86.jpg たぶん八重桜 201104291546000%20%E5%85%AB%E9%87%8D%E6%A1%9C.jpg 去年植えたチューリップも咲きました 201104301706001%20%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97.jpg 今回の重点作業は、裏庭の竹林の開墾。もともとは、祖母が竹の子 を取りたいと竹を植えたそうですが、毎年竹の子がどんどん生えてく るので、いまでは数百本にもなってしまいました。 今は竹の子が生えてくる時期。あっちこっちからムクムクと顔を出し、 採っても採ってもまさに雨後の竹の子のごとくです。ついには食べ切 れずに蹴り倒して歩く始末。一晩であっという間に成長するので、ま るでエイリアンの卵のようです。 201105031121001%20%E7%AB%B9%E3%81%AE%E5%AD%90.jpg ちょっとえぐいけど、ぬかを入れて煮ればグーです 201104301104000%20%E7%AB%B9%E3%81%AE%E5%AD%90.jpg 竹は、中が空洞なので切るのは割と簡単ですが、倒したあとの処分 が問題。特に孟宗竹は、太くて長く重いので大変です。いくつかに切 って家内と二人で引きずっていき、何十本も燃しました。竹は燃える と中の空気が膨張して破裂するので、パパパパーンとまるで戦場に いるようです。 毎日竹ばっかり切っていたので、一日はドライブに行こうということに なりました。那須・塩原・日光などの観光地は何度も行ってるので、 今回は芭蕉の里といわれている黒羽に行ってみることに。 黒羽は、福島県に近い栃木県北東部にあり、江戸時代、松尾芭蕉が 奥の細道の旅中14日も在して数々の句を残したことから「芭蕉の里」 として有名になりました。 実は黒羽には母の実家があります。叔父(母の弟)に言わせると、芭 蕉が長く滞在したのは、奥の細道に分け入る前に怖気好き、ぐずぐ ずしていたのではないかと。 芭蕉が好きだった母は黒羽町を誇りにしてましたが、いまは大田原 市に併合され、残念ながら黒羽という町は消えてしまいました。母が 生きていたらさぞ悔しがったでしょう。 うちの実家からは一時間の距離。途中、壬生町という所を通ると、家 々の前の柱にいろいろな屋号の看板が付いてました。何かなと思っ て町の集会所に寄ってみたら、ここは門前町で、町起こしの為に昔の 屋号を掲げているみたいです。 そのお寺 201105021234000%20%20%E5%AF%BA.jpg なぜか川の中にある鳥居 201105021235001%20%20%E9%B3%A5%E5%B1%85.jpg 面白いのは屋号と一緒に「籠屋」「麹屋」などの職業名が混在し、い までもその商売を続けてる店があったことです。何度も通った道です が、初めての発見。これも、いつもブログのネタを探しているおかげ です。 201105021031000%20%20%E5%B1%8B%E5%8F%B7%E3%80%80%EF%BC%92.jpg 201105021037000%20%E5%B1%8B%E5%8F%B7%E5%9C%B0%E5%9B%B3.jpg また途中に、下侍古墳というのがありました。誰のお墓かはわかりま せんが、江戸時代に水戸光圀の命により保全整備され、上に松を植 えたおかげで現在でもその原形をとどめ「日本で一番美しい古墳」と いわれているそうです。 201105021228000%20%E5%8F%A4%E5%A2%B3.jpg まもなく黒羽町に到着。昔はよく来てたので懐かしい。 私が子供の頃はほんとの田舎町でしたが、畠の中の父の実家に比 べれば、おもちゃ屋も本屋もあってまるで都会でした。 今でも残る、珍しい蔵の中にある銀行 201105021059000%20%E9%8A%80%E8%A1%8C.jpg さらに2キロほど行くと芭蕉の館があります。記念館は休みでしたが、 芭蕉が泊まっていたといわれる場所に行ってみました。いまある建 物はどうもあとから建てたらしく、窓がサッシでちょっと雰囲気が・・・ 芭蕉の句の碑 201105021117000%20%E3%81%B0%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%AE%E5%8C%BA.jpg さらに10キロほど行くと、芭蕉が立ち寄ったとして有名な雲巌寺があ ります。深い緑に囲まれた山腹にあり、自然がすばらしい。秋に来た ら、きっと紅葉がきれいでしょう。家内が「芭蕉は泊まったところから こんな遠いところまで歩いてきたのかしら」と一言。彼は東北中を歩 いて廻ったというのに。 201105021145001%20%20%E9%9B%B2%E3%82%AC%E3%83%B3%E6%99%82.jpg 帰りに、那珂川沿いの川原にあるヤナで鮎を食べました。 時期的にまだ早いのか、お客さんはガラガラ。毎年来るのですが、 混んでいる時に来ると、焼き過ぎでパサパサの時があります。今回 は期待できそう。しかし・・・天然物と言って持ってきてくれた鮎は、お 腹いっぱいに卵が詰まっていてイマイチ。鮎は子連れじゃないほうが 美味しいようです。 201105021332001%E9%AE%8E.jpg 雰囲気はバツグンなのですが・・・ 201105021351001%20%E3%82%84%E3%81%AA.jpg 都会では見られない五月の風景2題 鯉のぼりと田植え 201105021449001%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8A.jpg 201105041532000%20%E6%B0%B4%E7%94%B0.jpg ]]>

くすりの街 富山   後編