目的地は、東京(千代田区)から電車で1時間ほどの神奈川県の橋下市。 最初は、イトーヨーカドーグループのアリオというショッピングセンターに行くの ですが、駅の階段を降りると、方向を間違ったかと思うような寂しい場所。遠く の方にArioの看板が見えます。 駅から1キロぐらい離れているようで、昔だったら考えられない立地です。最 初から、車で行くことを前提にしてるんですね。 アリオ に近づくと、だんだんその巨大さがわかってきました。じつは、こんな大 きなショッピングセンターに来たのは初めて。自宅のそばにないし、栃木の実 家に行ったときも、地元のスーパーかホームセンターしか行かないからです。 中に入って、通路の広さと、奥が見えないほどの奥行きに驚きました。両側に 並ぶお店は、ほとんどがレディース専門店。私の知識では、地方のスーパー といえば、デパートに比べて見劣りがすると思ってましたが、その思いは一掃 されました。いや、それ以上にデパートとは違ったわくわく感があるような・・・ 目的のお店は、スポーツショップのゼビオとアカチャンホンポで、偶然隣りあっ てました。どちらも、当社の「桃の葉ローション」を扱っていただいてますが、 ゼビオでは、スポーツ後の日やけのお手当てという新しいコンセプトで、販売 していただいてます。 どちらも、テナントとしてはかなりの広さ。特に、アカチャンホンポは、平日の午 後という時間で、お子さん連れのお母さんが沢山買い物をしてました。 「桃の葉ローション」は赤ちゃん用に開発した商品ですから、こういうお店には ピッタリです。順調に売れてる様子で、テスターを置かせてもらいました。 駅に戻って反対側に出ると、同じ街とは思えぬぐらいの繁華街。駅のまん前の イオンは、そのまま歩道橋伝いに行けて超便利。これだけの商業施設があり ながら、あえて人のいない方に、巨大スーパーを造ったというのがすごいです。 アリオができて、だいぶ人の流れが変わったことでしょう。 その日の夜、偶然テレビでセブンアンドアイホールディングスの会長の話をし てました。セブンアンドアイホールディングスというのは、イトーヨーカードーや セブンイレブンを傘下に置く会社で、鈴木敏文会長は、初めて日本にコンビニ を創った人だそうです。 当時の上司の反対を押し切って、アメリカのセブンイレブンと契約したそうです が、別会社を創ったときに、サラリーマンの自分たちも出資したという意気込み がすごいです。もともと総務出身で、スーパーを出展するたびに、地元小売店 の苦悩を見てきたので、コンビニはその小売の救世主と思ったとか。 10人足らずで始めた事業が、その後親会社のイトーヨーカードーより大きくな り、アメリカ本社を買収して、スーパーとは別格だった、デパートの西武、そごう まで傘下に収めるまでになったんですから、まさに流通の革命児です。 「ライバルは同業社ではなく、時代の変化とニーズ」と言われたのが印象的で した。 でも、あの巨大なスーパーと、小さなコンビニ(最近は大きなのもありますが) を、同じ会社が経営しているのがなんとも不思議です。 ]]>