一番簡単な柵は、赤いコーンを並べ、黄色と黒の縞模様のバーでつなぐもの。 でも、それでは工事現場みたいで、雰囲気ぶち壊しです。最初は、裏の竹藪から 竹を切り出し、組み合わせた台に竹を渡すつもりでしたが、とにかく暑くて挫折。 こんな時は、何でもあるホームセンター頼みです。 家内と行って物色すると、いろんな柵がありました。でも、どうもイメージが合いま せん。ふと目に止まったのが、ガーデニングの所にあった木製の植木鉢の台。 これと竹を組み合わせたらなんとかなるかもしれません。竹もちょうどいいのが一 本100円で売ってました。こんな事もあろうかと、工場のライトバンで来たのが正 解。 さっそく帰って組み合わせてみると、竹一本ではちょっとチープです。家内の発案 で、2本束ねて植木用の紐で縛るとなかなかいい感じになりました。 最近せっかちになり、その上年のせいか、よくつまずくことがあります。早く完成 が見たいと、足早に歩き、つい足元がおろそかになりました。 と・・・何かにつまづきました。勢いがついていたので、前傾のまま2・3歩前へ。 そこで地面が切れ、そのまま空中を飛んで、頭から堀の中にダイブ。気がついた 時は、泥の中に倒れてました。奇跡的に怪我はしませんでしたが、もし石でもあっ て打ちどころが悪ければ、一万の灯りに導かれ、天国に召されていたかもしれま せん。この日、水量が少なかったのも幸いでした。でも、全身泥だらけ。 問題の堀。翌日はけっこう水量がありました。水中で気絶したら溺れてたかも。 家内によれば、まるで映画のマトリックスみたいに、スローモーションで空中を飛 んだように見えたそうです。救急車を呼ぼうと思ったぐらいで、どこも怪我をしなか ったのが信じられないと。きっと何人もの御先祖様が手を出して、助けてくれたと 真顔で言ってます。その翌日、家内は足をちょっとぶつけただけで、医者に行くほ ど腫れてました。 身を持って堀の危険を体験し、翌日、気持ちを引き締めて柵の製作に入りました。 足りない竹は裏に行って調達。なかなか同じ太さの竹を探すのは大変です。ネジ と植木用の紐で組み立てましたが、借りた工場の電動ドライバーが役に立ちまし た。これは、通販の家具を組み立てるのに最適ですね。 こんな出来栄え ちょっと料亭みたい? もう一つの課題は、史料館の展示です。沢山のお客さんがみえるなら、少しは見 応えのある展示をしないと。写真や資料を増やし、レイアウトも変えました。今回 の目玉は、家庭薬の年表。組合にあって、使わないそうなのでもらってきました (新たに作ったら大変です)。 全長4メートルの大きなものですが、薄い発泡スチロールなのでペラペラ。壁に貼 ろうとしましたが、あまりのデカさに貼る場所がありません。そこで、台を作ろうと 材料を買いにホームセンターへ。そこでいいものを見つけました。それは、スノコ。 ちゃんと四角になっているので、板を切る手間が省けます。角材でつなげ、しっか りした台になりました。強力両面テープでとめて完成。すべて挫折の産物です。 私の仕事は終り、祭りの準備もちゃくちゃくと進んでいきました。 ]]>