模擬店のテントが揃いました。前のドウダンを切っておいてよかった。 薬師堂、観音堂の前と、堀沿いに11基の灯篭。これは50年前のを保存していたもの で、夜になると灯りがつくように配線してます。 お盆休みの間にFM栃木が来て、生番組の取材を受けました。長いアンテナを付けた 中継車と大勢のスタッフが来るかと思ったら、普通の車とたった二人。大きな機材もな く、ポーチの中に小さな箱だけです。技術の進歩にビックリ。緊張のうちに生放送は終 わりました。 レポーターのトム、こと、戸室さんです 一万燈祭の前日までに、そのラジオ放送の他、朝日や読売の地方版、地方紙などに 告知が載り、その他、チラシも作って、駅や公共施設、学校などにも貼ってもらいまし た。 一万燈のチラシ 当日のメインは、やはり薬師堂のお参り。それと、史料館や、むかし救命丸を調剤して いた誠意軒です。それだけでは寂しいので、近くの幼稚園児、保育園児による、子供 神輿三基が参加してくれることになりました。小さな幼児のお神輿が楽しみです。 スケジュールは、9時に住職がみえて身内だけで読経、3時半に開会して、子供神輿 は4時出発の予定です。 お客さんは、車以外の交通手段がないので、近くの保育園と小学校に駐車場を借り、 3台のシャトルバスで送迎。社員だけでは人手が足りないので、町や関連施設から 15人ほど手伝いに来ていただけることになりました。姉夫婦、義理の妹、義理の叔母 も総動員です。あとは天気と、どのくらいの人出があるか・・・ 天気予報は「曇ときどき雨 ときどき強く降る」。あ~あ。 さて当日、もしやという一途の望みも虚しく、朝起きたらやはり雨。ガッカリ。 ところが、住職がみえるころには雨が止み、、読経が始まると真夏の日差しになってき ました。50年ぶりのお祭りに、薬師如来様もお喜びなのでしょう。 開会式の前に、18代当主らしく浴衣に着替えました。救命丸の浴衣もあったのですが、 歓楽街に繰り出した温泉客みたいなのでやめました。歩きまわって帯が緩んでます。 いよいよ開会の時間が迫ってきました。 県知事(の代理)や、町長、商工会会長など、町のお偉方や、マスコミも来る予定です。 ここまでして、お客さんが来なかったらどうしよう・・・ だんだん心配になってきました。 最初のシャトルバスが到着し、お客さんがみえました。すると、15分おきに到着する バスから、次々とお客さんが降りてきます。お子さん連れのご夫婦やお年寄り、小中 学生もいます。 開会式の時間には、会場にかなりのお客さんとなり、ホッとしました。 挨拶は、私、知事代理、町長、商工会会長と、飛び入りの国会議員(法務副大臣)。 国会議員さんとは初対面ですが、新聞の告知を見てわざわざみえたそうです。 町長の挨拶。義理の兄に写真係を頼みましたが、私の挨拶の写真だけありません。 飲食関係は、最初社員がやるつもりでいましたが、ノウ・ハウがわかりません。まさか、 家庭用の鉄板を並べて焼きそばを作るわけにも行かず・・・そこに助け舟が。 商工会青年部の飲食店さんが機材の提供と、有志が手伝ってくれることになりました。 結果模擬店は、焼きそば、フランクフルト、ポップコーン、かき氷、飲料、綿アメと、お祭 りらしく揃いました。 地元の有名なお菓子やさんや、お祭りに欠かせないおもちゃ屋さんも出店してくれるこ とに。さらに奥の書院では、お茶の先生が、抹茶とお菓子を出していただけます。また、 町のボランティアの方々が、シャボン玉や、むかしの遊びを教えてくれることになりまし た。 書院のお茶会も好評で、お菓子が追加になりました。ここは姉と義理の妹が担当。 呼び込みが功を奏したそうです。 祭りといえばお神輿。いよいよお神輿の出発です。担ぎ手が 幼児とあれば、盛り上が らないわけがありません。長屋門を出発し、中庭を一周して薬師堂へ。そのまわりに、 大勢の御父兄と大人がついていき、大写真大会です。 長屋門を出発 薬師堂の前で休憩 暑さに負けず、元気いっぱいです。 お神輿が終わりると、私が一人づつにごほうびのお菓子を手渡ました。そのころ、遠く の方でカミナリが。だんだん雲行きが怪しくなってきました。 こんなに沢山のお客さんが来たのは予想外でしたが、さらに予想外の出来事が。フラ ンクフルトが早々とソルドアウト。さらに、人気のポップコーンの器械が壊れました。 そして突然の夕立。すぐに止みましたが、お神輿が終わった後でほんとによかった。 実は私の長男は、干ばつ地帯に派遣したいほど、鉄板の雨男。イベントの時は、いつ も必ず雨が降るのです。でも、われわれはラッキーでした。ちょっと離れた町では、豪 雨のために列車が止まり、祭りが中止になったそうです。 休憩所も薬師堂も史料館も、お客さんでいっぱいです。 お茶会の席に行くと、80個用意したお菓子が完売となり、最後のお客さんが召し上が ってました。私も一服したかったのに残念です。姉によると、希望者が殺到し、何人も お断りしたそうですが、その中にはあの国会議員の方もいらしたとか。いやはや、姉の やることは・・・ 夕方になると、灯篭が灯りが灯り、夜祭らしくなって来ました。レポータのトムさんも、ま だ取材を続けています。お客さんも、まだまだいらっしゃる様子。 まわりに街路灯がないので、真っ暗になると灯りがきれい。一日だけではもったいない 感じです。 投光器の灯りがつき、いよいよ終わりが近づきましたが、町長も役員の方も、最後ま でいてくれました。そして最後は、どしゃ降りの雨でおひらき。やっぱりご先祖とお薬師 様が守ってくれたのか・・・ 来場いただいた人数はカウントしなかったのですが、焼きそばの売れた数から推察す ると、7~8百名はみえたのではないかとのこと。300枚用意したうちわは、あっという 間になくなりました。 ふだんいらっしゃらない、若いご夫婦や子供たちに、史料館を見ていただいたのは意 義がありました。さて来年は、どうすればみなさんに喜んでいただけるか・・・ ]]>