ダックツアーと「意外」の連続

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旅番組にも出てくるので、一度乗ってみたいと思ってました。関東周辺では、 山中湖と栃木県の湯西川にあり、都内でもスカイツリーと隅田川を周遊する のがあるそうです。 ネットで調べると、山中湖のは1人2000円で、湯西川が1人3000円。 湯西川は1000円も高いですが、実家からだと高速料金は300円。でも山 中湖へは東京からでも片道3600円かかります。そこで実家に行ってるとき、 湯西川に行ってみようということになりました。その日は意外なことばかり。 以外その1 宇都宮インターから日光道路に入り鬼怒川方面へ。国道に降りて走ってい ると、森の中にいきなりラシュモア山に彫刻された4人の大統領の顔が出現。 好奇心旺盛な我々なので近くまで行ってみると、そこはウエスタン村の敷地 内でした。ゲートが閉まっていて、どうも潰れてしまった様子。江戸村・サル 軍団と並んで有名アトラクションでしたが、潰れていたとは以外です。 20130607_130644.jpg 以外その2 バスのりばの場所を聞くと、五十里(いかり)ダム沿いに湯西川駅があり、 その近くの「道の駅」だと言います。我々は、ナビを頼りに駅を探して走り ました。しかし、ナビが示す位置に駅はなく、そこにはドライブインのよう なものが… そこが「道の駅」でした。でも湯西川駅はどこ?不思議なこ とに線路さえ見えません。 車を降りて探していると列車の音が。音の方を見ると、なんと道よりずっと 低い位置に鉄橋がありました。ということは… よく探してみると、道の駅 とつながった建物に、小さく「湯西川駅」と看板が。なんと湯西川駅は地下 駅でした。これも以外です。しかも小さくて目立たない。 場所を教えるときは、道の駅が目印と言った方がわかりやすいのに・・・ 以外その3 この「道の駅」はユニークです。ほんとの電車の駅と一体化していて、さら に温泉と宿泊施設もあるのです。水陸両用バスは1時間半ごとなので、発車 時間を調べて行かないと退屈します。この日はたまたますいてましたが、普 段は予約した方がいいようです。以外にもチケットを買うとき、乗船名簿に 名前を書かされました。まさしくこれは船なのです。 水面に降りて走る、イヤ、進むだけかと思ったら、普段入れないダムの見学 付きだそうで、その名も「ダックツアー」。運転士1人に乗務員2人、その 他に2人が別の車で先行し、通行止になってるゲートを開けたりします。 これじゃ3000円でも仕方ない?この連係プレーを見ていると、どうも地域の 振興策の感じです。 以外その4 時間があるので、食堂で早昼のそばを食べました。予想以上に美味しかっ たのが意外。おみやげを見てると、イノシシカレーに熊の大和煮、サンショ ウウオの黒焼きがありました。以外・・・じゃないのかな、ここら辺では。 20130607_130615.jpg 20130607_130628.jpg                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           水陸両用バス。実物を見ると意外に大きいです。4トントラックを改造した もので、「日本初」と書いてありました。 20130607_130602.jpg 20130607_130534.jpg 車体後部にあるスクリュー。水に入ると降ろし、左右に動いて舵をとります。 20130607_130447.jpg 水陸両用自動車は、いまから70年前の第二次大戦で、アメリカとドイツがすで に実用化しています。特にアメリカ製のはトラック並みに大きく、愛称は奇し くも「ダック」。上陸作戦時に兵士や物資を運んでいました。さすが、自動車 大国アメリカです。 以前作ったダックのプラモデル 20130614_100306.jpg                    以外その5 窓にガラスがないから、走りだすと風がすごい。この日は晴れて暑かったか らよかったけど、寒い日や雨の日はキビシイですね(雨の日でも運行してい るとのこと)。バスは五十里ダム湖沿いに走り出しました。なぜ五十里という かというと、東京から50里(200キロ)離れてるからだそうです。意外な ネーミングでしたが、もっと以外だったのは、いろいろウンチクを聞いた 五十里ダムが、われわれの目的地でなかったこと。 バスは突然右折してトンネルに。目的地は、まったく別の川治ダムでした。 ダムの上に着いて降車。エレベーターで下に降りていきます。着いたところ のトンネルは、ダム本体の中だそうで、よく映画で工作員が爆弾を仕掛ける 場所ですね。 20130607_130522.jpg しばらく歩くと外に出ましたが、そこはダムの壁面の中間にある通路 (通称キャットウォーク)でした。高さはビルの15階以上。通路の底はアミ なので、空中にいるようで目が眩みます。真ん中まで歩き、貴重な体験がで きました。 20130607_130509.jpg 上から見たところ。二番目の通路を歩きました。 20130607_132453.jpg 以外その6 バスに戻ると、いよいよ目的の水上走行です。ゲートを通り、湖につながる 道を降りていきます。今年は水が少ないので、水位は10メーターほど低い そう。バスは水面前で一旦停止し、勢いをつけて水の中に。水しぶきが上が り最大の見せ場です。あとはのんびり遊覧航行。ただ、こう言っちゃなんで すが、一旦水に入ったらただの船。SL列車に乗りたくて、乗ってしまった らただの列車みたいなものです。 20130607_130420.jpg 外から見たほうがカッコイイ(ポスターの写真より) DSC_0852.JPG 以外その7 湖を半周して、バスはまた上陸。お姉さんの軽妙な話が退屈させません。 1時間半もかからず、バスはもとの場所に戻りました。 帰る前に、二階の温泉に入ってみたくなりました。ロケーションがいいから、 きっと景色が素晴らしいはず。500円づつ払って入りましたが、風呂場の ガラスは下半分がクモリガラス。なんで?景色が見えません。露天風呂もあ るのですが、塀が高く警戒厳重で、見えるのは空ばかり。以外でした。 以外その8 帰り道で、意外な食堂を見つけました。ハイセイコーの出身は湯西川? よっぽどのファンか、そうとう儲けさせてもらったのか・・・ 20130607_130354.jpg 意外なことの連続でしたが、楽しいプチ旅行でした。 ]]>

私の診察日記  その2