緊急掲載 私の診察日記 特別偏

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丹毒といって、溶血性連鎖球菌による化膿性炎症。字から想像すると、まるで 映画の「アウトブレイク」のようです。おもに顔か下半身に多くでき、疲れやす くなったり高熱が出たり。治療を誤ると敗血症や髄膜炎、腎炎を起こして命の 危険もあるという侮れない皮膚病です。老人とか衰弱してる時にできるようで、 私はどっちだったのか? 最近仕事も庭仕事も余暇も忙しかったから・・・ (老人とは認めたくない)。 オヘソの下20センチ、右に5センチという微妙な場所に、最初はポチッと吹き出 物のようなものが出来ました。私は水膨れでも吹き出物でもすぐに潰すのがくせ で、リリの背中の脂肪の塊もしょっちゅう潰していました。先生に化膿するから 注意するようにと言われてたのに、自分でやってしまうとは。強く押しても膿は 出ませんでしたが、それから痛みが続くようになりました。それでも、オデキ がちょっと化膿したぐらいに思っていたのです。 数日後、ゴルフのために栃木に行ったのですが、痛みが激しくなって、患部が 小籠包ぐらいの大きさにに腫れてきました。でも、抗生物質の軟膏を塗っただけ。 薬剤師の不養生です。 ゴルフ本番の前日、練習場で1時間ほど練習したら、疲れて2時間ほど眠てしまい ました。起きたら寒気がし、風邪をひいたかと。これが前兆だったのです。 その晩は厚着をしてみんなでバーベキュー。明日に備えて早めに寝ましたが、夜 中に目が覚めると汗でビッショリ。熱が出た証拠です。でも、これで風邪は治っ たと思ってました。 翌日は晴れ。年に一回のゴルフですが毎年雨続きで、三年ぶりに晴れました。 でも、プレーをするたびに痛みが増してきます。午前中のスコアはなんとかなり ましたが、午後から急激に疲れてきて、痛みと合まってスコアはメチャメチャ。 これも暑さと久しぶりのゴルフのせいかと思ってました。いつもこんなもんです から。夕方自宅に帰ると家内に、疲れた顔をしてると驚かれました。さすがに明 日は病院に行こう。 翌日、会社の帰りに病院に行こうと思っていたら、家内は絶対朝に行けと言いま す。珍しく譲らないので、仕方なく朝近くの皮膚科へ。すると、冒頭の診断でし た。点滴をすると言うので、ちょっとビックリ。家内に言われて朝行ってよかっ た。きょうの星占いのラッキーパーソンは映画好きの人でした(家内は映画好き)。 しかし、この日はまだ自転車で行けたからマシでした。翌日はさらに腫れ上がり、 中華まんぐらいの大きさに。痛みで歩くのも困難になり、鎮痛剤を飲むぐらいに なりました。病院には駐車場がないので、会社から帰ったあと、家内に病院の送 り迎えを頼みました。 三日めも病院で点滴。別室で点滴を受けてると、診察室から声が聞こえてきます。 90才というお年寄りの女性が、お尻を掻き壊したから薬をくださいと言います。 先生が診せてくださいと言うと、恥ずかしいから薬だけくださいと。先生がそれ はできないと拒否。すると女性は「世界一汚いお尻だから絶対見せたくない」と 応酬。しばらく押し問答が続いたあと、ついに先生が「わがまま言わないでくだ さい!」と一喝してケリがつきました。お医者さんも大変です。 治りが遅いせいか、先生に「安静にしていてください」と言われたので、毎日会 社に行ってますと言ったらちょっと驚かれました。でも、今日はどうしても行か なくてはなりません。「車で行ってずっと椅子に座ってます」と言って許可を もらいました。 その夜、やっと膿が出てきました。すると腫れと痛みは急速に減ってきて、歩く のも少し楽になりました。翌日先生の所に行くと、切開しましょうということに。 麻酔の注射はしたけど、場所が場所だけに、強く押されて痛いのなんの。結局 4日連続で点滴を受けました。周りの皮膚がむけてきて、 Wikipediaに書いて あった通り。完治にはあと一週間はかかりそうです。 ]]>

ダックツアーと「意外」の連続