道が分かりにくいとのことで、途中から電話をして指示通り に行くと、こんなところに?と思うような狭い路地を入って いきます。これじゃ聞かなくてはわかりません。道の突き当 たりにホテルがあり、スタッフが外で待っていてくれました。 母屋の個室で、静岡名産の具り茶の和菓子のもてなしを受 けながらチェックイン。事前に支払いを済ませていたので、 40分2800円の岩盤浴が無料とのこと。とくに嬉しくもないけ ど、せっかくなので入ることにしました。 宿泊棟に向かうと、右の海側に平屋が6棟、左にメゾネット タイプが3棟あります。 玄関を入ると一階に広い寝室があり、螺旋階段を上がると 二階にリビング、テラス、露天風呂があります。 下駄箱はガラスの棚。こうして見ると靴が立派に見えます さっそく露天風呂に入ると、広い浴槽からは海が見え、源 泉かけ流しで思っていた以上に快適でした。ただ、テラス の下には通路があるので、浮かれて素っ裸でうろうろして ると下から丸見えです。 裸で涼むのはNG 予約した時間になったので、岩盤浴のために母屋へ。男女 同室とのことで、湯浴みに着替えて中に入ると、先客の若 い女性が二人。家内が話はかけ、会話が弾んで気まずい沈 黙は避けられました。我々は一休の半額で来たと告白する と、なんと彼女たちも同じでした。 サウナと違って気温は高くないので、長時間入っていても 辛くありません。ただ汗はびっしょり。このまま、また部 屋着に着替えて帰るのはどうもいただけません。 帰り際に、私だけ外風呂に入ることにしました。庭の先の 階段を降りていくと、林の中に風呂場が。誰も入ってない ので一人占めです。景色を楽しむというより森林浴といっ た感じ。脱衣場に、自由に飲んでいいミネラルウォータが ありました。ちょっとした気遣いが嬉しいです。 夕飯は、食事どころの個室で食べます。個室の広さもメゾ ネットの方が広く、同じ二人でも得した気分。食事は、 フレンチ風の創作和食で、どれも工夫がしてあり美味しか ったです。お品書きの名前が変わっていて、スタッフみん なで考えたとのこと。名前から内容を予想するという、別 の楽しみができました。 「菽水の羽衣」という料理があったのでスマートフォンで 調べたら、菽水は「豆と水の極めて貧しい食べ物」と出て 大笑い。中居さんにその話をすると、豆料理というつもり で使ったそうで本来の意味は知らなかったそうです。 部屋に戻ると毎度のことで、私は持ってきたプラモの製作、 家内はベットでテレビを見てました。これって、家に居る のとまったく一緒!! ベットはキングサイズが2つで、これもメゾネットの特典 ですが、4人で泊まるときは2人づつ並んで寝るのかな? 最大のマイナスポイントは、トイレが二階にしかないこと。 夜中に螺旋階段を上ったり下りたり大変でした。 翌日の天気は朝から雨。まあ仕方ないです。 朝食も同じ個室でしたが、手抜きのない料理で満足。 半額なんていうとバイキングにするとこもありますが、 なかなかこれだけの朝食は出ないです。 すべてを総合すると満足でしたが、これを倍の元の値段で 来るかといわれると・・??お店も旅館も、一度割引を始 めると、なかなか元には戻せないでしょうね。初めから定 価を上げるところも出てくるのでは。 雨が強くなりましたが、昼食は小田原の老舗の天ぷら屋さ んに寄って、天丼を食べました。でも、自宅の近くのソバ 屋さんの天丼の方が美味しかったです。 さすがにエビは立派でしたが・・・ 梅雨の真っ最中の旅行でしたが、天気にまずまず恵まれ、 いい骨休めになりました。また栃木で頑張るぞー。 ]]>