むかしは、16歳で軽自動車免許が取れたのです。 その頃に比べたら、運転免許の更新も簡単になりました。 免許書はもちろんカードなどではなく、小さな見開きの手帳 のようなものでした。当時はワープロなんてない時代で、自 分で書いた申請書の住所や名前がそのまま免許書に転写され ました。だから、汚い字で書くと3年間はそのまま。 そこで代書屋さんの登場です。試験場のそばの代書屋に頼む と、写植の綺麗な文字で書類を作ってくれるのです。写真も すぐに現像できない時代ですから、事前に写真店で撮影し持 参しました。 あるとき代書屋さんに書類を作ってもらい、試験場で審査を 受けると、係官に「どっか長期旅行でも行かれるのですか?」 と聞かれました。どうして?と聞くと、あなたの更新は来年 ですと言われてビックリ。期日を勘違いをしていたのですが、 代書屋さんは絶対気づいていたはず・・・ 更新の手続きが終わっても、確かすぐには免許書はもらえま せんでした。半日ぐらい待つか、郵送で送ってもらった記憶 があります。 今年は江東区の試験場に行きましたが、周りにまだ数軒の代 書屋さんがありました。でも、いまは免許書は印刷です。 いったい何を代書してもらうんでしょう? 今回、ゴールド免許ではないので、1時間の講習を聞かなく てはなりません。ここ数年、なぜか誕生日当日かその前後に 違反をしているのです。今年は気をつけないと。 講習の先生がユニークで、「私も人の子、眠くなることもあ ります。どうか良識の範囲でお願いします」と言って笑わせ ました。これが免停の講習だったら、居眠りなんてしようも のならつまみ出されます。なぜ知ってるかって? 私も人の子です。 ]]>