そもそも旅行に行く話は、以前に行った赤倉のホテルから 格安プランの案内が来たときから始まりました。 そのホテルに行く気でいたのですが、ちょっと遠いしまだ 寒かったので、今回は伊豆の温泉に行くことに。旅館はい つもの自分で録画したDVDコレクションからセレクト。その 中で、大正時代の建物が残っている修善寺の旅館が目に留 まりました。 うちにも古い建物があるので興味を惹かれました。値段は リーズナブル。その上予約サイトで見ると、早割でさらに 格安。最近旅館もネットの早割予約があって、驚くほど安 い場合があります。迷わず予約しました。 あとはルートですが、旅番組で見た堂ヶ島の青の洞窟巡り に行ってみたい。その近くにフルーツ〇〇〇という海が見 えるお店が紹介されていて、そこのイチゴパフェをタレント が絶賛してました。絶対ここにも行く!そして、伊豆とい えば金目。下田の老舗で、金目の姿煮に代々継ぎ足した煮 汁を使ってるという人気の店を見つけました。 むかしは下田に行くのは時間がかかって大変でしたが、い まはバイパスが出来たので、東名の沼津インターから縦に 横断していくと以外に早く着きます。 宿泊地の修善寺を通り越し、河津から海に出ました。 そこで事件が! 左に海を見ながら見通しのよい真っ直ぐな道。前後に車は いませんでした。前方に横断歩道があり、お婆さんが立っ てこっちを見ています。左の路地から出ようとする車がい て、一瞬目を向けました。 その瞬間!そのお婆さんが手を挙げて渡りだしたのです。 その距離10メートル。そんなにスピードは出てなかった ですが、急ブレーキを踏んでも間に合わず、車は横断歩道 を過ぎて停まりました。幸いお婆さんは驚いて引き返した のでよかったのですが、なぜ私の車の直前に渡りだしたの か、まったく理解できません。お年寄りは予測不能です。 まだ気持ちが動揺しているうち、昼食に決めてた店の看板 を発見。お店の前に金目の煮付けの旗が立ってます。 テレビでは、いつもお客さんが並んでると言ってたのに誰 もいません。これはラッキー!そのときは、店がテレビで 見たロケーションと違うなどと気付きませんでした。 注文はもう決まってますが、取り合えずメニューを見ると、 金目の煮付は・・「あれ?半身?」。そんなに前の放送で もないのに、メニューが替わったのか?店員さんに聞いて も姿煮付はないと言います。仕方なくそれを頼みました。 出てきた金目は不味くはなかったのですが、煮汁が薄く、 とても継ぎ足して作った秘伝の煮汁ではなさそうです。 店を出て、決めてた店と違うことを確信。家内は「店の名 前を間違ったんじゃないの?」と言いましたが、絶対そん なはずはない。家に帰って確認すると、なんと金目を扱う 同名のお店でした。でも普通の名前じゃないので、なんか 作為が感じられました。明日のお昼にリベンジしてやる! 目当ての店じゃなくてがっかりですが、まだまだ楽しみは あります。気を取り直して青の洞窟へ。ネットによると、 曇りの日でもきれいに見えるそうです。堂ヶ島に着くと、 船着き場にずらっと駐車場があり、人が誘導してますが、 みんなお土産屋さんの駐車場ばかり。 やっと正規の駐車場を見つけて止めようとしたら、今日は 波が荒いから欠航とのこと。ぎぇ~。 こうなったら最後の望み。スイーツの店へ。西伊豆の道は、 崖っぷちを曲がりくねって続いています。もちろん舗装さ れて広くなってますが、学生時代のころは砂利道でちょっ と命がけでした。 道路沿いに女性のオブジェがいっぱい。 しかし、崖の上でこのスタイルは・・・ しばらく走って目当ての店へ。今日は土曜日だから、お客 さんでいっぱいかな?と思ったら駐車場は車がゼロ。なん か嫌な予感が。店は崖の飢えに建っていて、確かに見晴ら しはよさそうです。お店に入ると広い店内に誰もいません。 すると、奥の部屋から主が出てきました。 ワクワクしながらメニューを開きました。フルーツ〇〇〇 という店名ですから、さぞやいろんなフルーツを使った スイーツが・・・あれ?(本日2度目のあれ?)。コーヒー、 紅茶、サンドイッチなど6種類ぐらいしかないメニューの なかで、パフェは一つだけ。しかも、テレビでやってた イチゴじゃなくてメロンです。 イチゴはないのかと聞くと、メロンしかないとのこと。 なんだか話が違います。しかも、その値段は都心のタカノ か千疋屋なみ。しかたなく、メロンパフェを2つ注文しま した。 そのパフェを見てビックリ。どんぶりのような大きな器に 大量のアイスクリームとメロンが。大食い選手権じゃない んだから・・・。しかもメロン味の青いアイスクリーム。 どうも食指が動きません。いくら甘いもの好きの二人で も、半分も食べれませんでした。 帰り際、6人ぐらいの団体が入ってきて「この店来たかっ たんだー」と言ってました。あとで感想を聞きたかった。 まだまだ驚きの旅は続きます。 ]]>