北海道で自然と親しむ

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なぞ009.JPG ここの「勝手丼」が有名。ご飯だけ買い、各お店で鮮魚(刺身)を買 って載せて食べるのです。店によって値段が違うので迷ってると、 半ば強引にお盆を渡されその店で買わざるをえなくなりました。 あれもこれも載せろと言われ、けっこう高いどんぶりです。 勝手013.JPG 違う店に行くとおばさんが「それみんな冷凍だよ」と。確かにそこ の店の刺身の方が新鮮でしたが、冷凍って言われちゃせっかく 来たのにテンション下がります。これではお店の「身勝手丼」。 食事が終わってあと2時間。釧路駅近辺には何にもないし、駅前 のホテルの喫茶店で粘ることに。家内はさっき食べたばかりなの にモーニングを頼みました。やっと時間になり喫茶店を出ると、 奇跡のように青空が。これもお盆中に功徳を積んだお陰かな? ホームへ行くとノロッコ号が停まってました。ジーゼル機関車で牽 く5両編成で窓が大きく、テーブルを挟み木製のベンチシートが向 かい合わせになってます。観光用なので名所に来るとスピードを落 とし、解説のアナウンスがあります。お尻が痛く乗り心地はいいと はいえませんが、ゆっくり湿原を見ながら40分の旅でした。 これがノロッコ号(塘路駅にて) ノロッコ031.JPG 車内はこんな感じ。指定席は満席です。 車内.JPG 窓から見える釧路湿原。 湿原025.JPG 驚いたことに、ここにも中国からの団体が。みんなカヌーに乗るの かと思ったら、途中までノロッコ号で行き、そこからバスで知床に 行くのだとか。 ノロッコ号終点の塘路駅にカヌーの主催者が迎えに来てました。 われわれの他に若い夫婦と男女4人の若者の3組。 カヌーには相乗りとプライベートがありますが、絶対プライベート がいい!! むかし子供たちを連れ、ディズニーランドの冒険の国 で自力でこぐボートに乗りましたが、その時一緒だった女の子たち が漕がなくて、ガイドのお兄さんと二人でひどい目に会ったのです。 車で出発地まで行くと、もうカヌーを下ろしてスタンバイしてました。 ライフジャケットを着せられサインをすると、書類の下に任意保険 の項目が。念のためと言われましたが、ただの川下りではない緊 張感が沸いてきます。 カヌー033.JPG 岸辺で10分ぐらいパドルの使い方と注意事項を聞き、いよいよ100 分間の航海に出発です。私が先頭、次に家内、後ろにガイドさん が乗り込みました。われわれのカヌーは2番目。 塘路湖の湖畔から出発し、湖を横切って釧路川へ続く支流に入り ます。 湖040.JPG 川幅は狭くカモやアオサギが近くに見え、養殖から野生化した ミンクも見かけました。ちょっとしたジャングルクルーズ。 (実家にシロサギとハクビシンはいますが・・・)。 ジャングル046.JPG カヌーは音がしないので近くに行っても逃げません。 カモ045.JPG 途中ガイドさんがいろいろ説明してくれます。しばらくするとパドル の使い方も様になってきました。 強い日差しもなく、気温もちょうどよくて最高のコンディション。 ここは流れの音がしない川、静かな空間にパドルの水の音だけが聞 こえる異次元の世界です。 異次元047.JPG しばらく行くと釧路川の本流に入りましたが、流れは常に緩やか。 合流049.JPG すると、前方を行く組が何やら岸辺を指差しカメラを向けてます。 そこには鹿の親子が。鹿はその後もちょくちょく見かけました。 冬もカヌーはやっているそうで、一面雪で真っ白だから動物を見 つけやすいと言ってました。 鹿059.JPG 真面目に漕いだのでちょっと疲れて来ました。あと何分か聞いた らまだ40分もあるとのこと。他のカヌーを見ると4人組は交代で サボってるみたい。先頭の夫婦は奥さんが完全放棄してました。 あとで家内に聞いたら、ガイドのおじさんがハアハア言いながら 漕いでるので、自分も漕がざるを得なかったそう。団塊の世代は 真面目です。 老骨に鞭打ち先頭でがんばりました。 先頭041.JPG 岸辺に黄色い花が一面に咲いてます。見た目はいいですが外 来種の雑草で、鹿も食べないのでどんどん増え、湿原の生態系 を壊しているのだとか。しかもここだけでなく、街道沿いのあち こちに咲いていて、ソーラーパネルの群生と共に北海道の景色 を一変させてました。 セイタカ062.JPG やっと船着き場に到着。水に濡れるどころかスーツできても大丈 夫なぐらいの心配りです。家内はもう懲りたかと思ったら、珍し くまた来たいと言ってました。それだけ貴重な体験でした。 指の所から9キロ下ってきました 地図079.JPG 見晴台まで車で送ってもらい解散。そこから見渡す湿原は素晴ら しいのひとこと。ガイドさんが世界3大夕日の一つと言っました。 でも、後で調べたらそれは釧路港のことでした。 残念ながら夕日が薄曇りに隠れてました 採用078.JPG 無人駅から帰りの列車に乗るときはもう真っ暗。釧路駅に着いた ときは、6時40分でした。さて、夕飯はどうしよう? ガイド誌に載っていた、川沿いのテントでやってる海鮮炭火焼き にしょうとタクシーに乗りました。すると運転手さんが「私は漁師 やってるけど、あんな高い所は行かない」と か「和商市場?あそ こも高いから市民は誰も行かないね」と。そっかー。 ガイド誌に載っていた炭火焼のテント村。盛況のようです。 居酒屋085 (2).JPG そこで、急きょ運転手さんお奨めの店に行ってみたら、金曜の夜 ということで13組待ち。本命だった店も4組待ちで諦めることに。 食べる店を探しながらホテルの方へ歩いていくと、大通りなのに 店がなんにもない。しばらく行くと、遠くに居酒屋らしき看板が。 もう何でもいいとそこに行くと、なんとそこはホテルの隣でした。 釧路の流行りなのかそこも炭火焼きで、巨大なシマホッケやサンマ の焼き物、つぶ貝、サンマの刺身など新鮮なものばかり。灯台下暗し でした。流れる曲はもちろん松山千春。 居酒屋085 (1).JPG 大きなシマホッケの一夜干し。油が載ってて美味しいです。 部屋095 (2).JPG サンマの刺身も絶品 ザンギ090 (2).JPG ザンギってなんだ(銀座の業界用語?)と思ったら鳥のから揚げ のことでした ザンギ090 (1).JPG ホテルに帰って風呂に入り、スマートフォンでブログを書こうと したら、疲れていたので、スマホを握りしめたまま寝てました。 朝食付で1人4千円。 部屋095 (1).JPG さーてと、旅行中の夜にずっとブログを書いてますが、1日目で この長さ。読んでいただくのも大変でしょうから、いくつかに分 けてアップします。気長にお付き合い下さい。 ]]>

富士総合火力演習 後編