万世橋駅が出来たのは、まだ秋葉原駅や神田駅、東京駅 さえなかった明治末期。最初は立川方面に行く私鉄の始発 駅だったそうです(秋葉原に船着き場があったから?)。 当時はこんなだったようです。 駅前に貝の看板があるからやっぱり海が・・・ 初代の駅舎は東京駅と同じ設計者。駅前広場があって通 りには市電(まだ東京市)が走り賑わっていたとか。当時 の写真を見ると凄い繁華街のようですが、今は車の通りも 少なく、こんな所に駅があったのかと思うような場所です。 その後1936年には東京駅から鉄道博物館が移され、万世 橋駅は1943年に廃止されて交通博物館になったそうです。 その駅の面影は中央線から見えるホーム跡のみ。そしてそ の交通博物館も2006年に大宮に移転し、跡地には高層ビル が建ちました。 高架下と駅舎の一部は、「マチエキュート」というアーケード になり、地上のホーム後はオシャレなカフェになりました。 電車が見えるホーム上のカフェ その入口が渋いです 万世橋のシンボルのようなのが「肉の万世」。ここは本店で、 10階建てビルの全フロアが直営の飲食店というのが凄い。 お店で食べたことはあまりないですが、万かつサンドはよく 買って食べます。最近はスーパーや高速のサービスエリア でも売っていますね。 カツサンドは、昭和10年に湯島にあった井泉というとんかつ 店が初めて作ったそうで、花柳界の芸者さん御用達だった とか。井泉・まい泉のカツサンドに対し、万かつサンドはパン を焼いてあるのが特長。ちなみに、関西でカツサンドといえ ば牛かつだそうです。 万かつサンドは店内でも食べられます。出来立てで美味しい。 久しぶりにお店に入ったら、こんな魅力的な景品が。 あっ、売り物か・・・ 子供が中学生の頃、学友たちが栃木の実家に遊びに来た ときのことです。 行きがけに宇都宮インターそばの万世で焼きそばを買い、 鉄板で焼いて食べさせようと箱から出すと、ひとりの子供が 「これ、うちで作っている焼きそばだ!」と。ああ、製麺屋 さんの息子さんか・・・と思ったら、牧場がどうのこうのと。 よく聞いたら万世の息子さんでビックリしました。 万世橋には思い出があります。それは、私が小さいころ通 い詰め、子供たちもよく連れて行った交通博物館がここに あったからです。 当時の交通博物館。 その話は別の機会にして、最後に万世橋警察署のお巡りさん にお世話になったエピソードを。いや、事件ではありません。 いまから7~8年ほど前、まだ駐車違反がそれほど厳しくな く、10分ぐらいは駐車してても大丈夫だった時代。 当時秋葉原には駐車場が少なく、いつも大通りに停めて プラモ店に行ってました。しかし、その日は他の車がずらっ と停まっていて、しかたなくその先でUターン。反対側には 万世橋警察があるので、ちょっとその先に停めました。 ホテルのような万世橋警察署 すると、立ち番のお巡りさんが飛んできて「ダメだよ。そん な所に停めちゃ。」と言われました。ダメもとで「すみません、 5分で帰ってくるのでお願い!」と言うと、「じゃあ、そこは 左折ラインだからもっと下がって停めなさい」と意外な返事。 私がお礼を言ってバックしようとすると、そこに別の車が来 て停めてしまいました。するとさっきのお巡りさんが飛んでっ てその車を追い払い、おいでおいでと手招き。 おかげで、お巡りさんのお墨付きで買い物が出来ました。 思い出すと私もずうずうしかったですが、粋なお巡りさんに 感謝です。 今回のドジ 秋葉原の模型店に注文したパーツを取りに行きました。 汗をかきながら2軒回り、今回の万世橋の追加写真を撮って 帰りにコンビニでお昼を買いました。会社に帰ってふと気づ くと、買ったパーツの入ったビニール袋がない! たぶんお昼を買ったコンビニでポイントカードを出すのに手 間取ったから、そのとき忘れたに違いません。 けっこう遠いし暑いけど取りに行かなくては。汗だくで店に 行くと、なんと忘れ物は無いとのこと。けっこう確信があっ たのに・・・。写真を撮ってて落とした?通った所を探して もないし、まさか買い物をした店に?これぞブログネタと思 いながら店に行っても無いとのこと。 さて、どこでどう無くしたのか、情けなくなりました。 ]]>