焼く」というのはこの頃の名残です。 いまは複合機になってコピー以外にプリントやFAX、メール が遅れます。でも社内LANなので間違って工場のプリンタに 送って印刷された失敗も。 ワープロを導入したころ、コンピュータの話もそろそろ業界 で出てきました。でも、機械が数千万もして専用のオペレー ターが必要とかハードルが高く、ネットもなかったので事務 処理ぐらいにしか使えません。採用した会社が業界でニュース になるぐらいでした。 それから10年ぐらいたったある日、代理店の人が飛び込みで 来ました。IBMでも富士通でもなく、小さな代理店のおじい ちゃん。人当たりがよく、ちょくちょく顔を出すようになり、 コンピュータの便利さを熱心に説明していました。 そのうち試しに使ってみないかということになり、機械を持 ち込んで確か経理のデータを入れたと思います。その便利さ を実感し、価格もかなり下がっていたので導入を決定。 コンピュータアレルギーのわれわれを説得し、購入を決めた 彼の熱意は営業の鏡ですね。 そのころ、家庭用のコンピューター(まだパソコンという言葉 がない)も出てきましたが、何に使っていいかもわからず、使 えるのは家計簿ぐらいだとの話もありました。 子供におもちゃみたいのを買いましたが、確かデータ処理は カセットテープだったような。 それから何年後か忘れましたが、インターネットが発達し、 パーソナルコンピュータとして利用価値は格段に増えました。 価格も下がって家でも1台買いましたが、使うのは子供たち とパソコン教室に通っていた妻だけ。私はまだ興味がなく、 使い方も知りません。 ある日、つけっぱなしだったコンピュータをいたずらし、変 な表示になりました。このままでは怒られるだろうと思って、 リセットボタンを探しました(たいていの家電には付いてます)。 当然そんなものはなく、スイッチを切ろうと思ってもスイッチ がない。こうなったら最後の手段とコンセントを抜きました (これもたいていの家電のトラブル解消法です)。 あとで妻にコンセントを抜くのは厳禁だと怒られ、操作はす べてマウスでやることを知りました。 その後メールを初め、徐々にパソコンにも慣れてきました。 早くPCを始めた妻ですが、結局いまやっているのはネット通 販とメールだけです。 私でもPC無くして仕事は出来ませんが、いろんな設定やトラ ブルは大苦手。設定がわからないときは、会社で契約してい るサポートセンターに電話するとリモートでやってくれるの ですが、見ていると自分のPCが勝手にサクサク動いて不思議。 メカには多少詳しいつもりで、複数のビデオデッキの配線ぐ らいは自分で出来ましたが、いまやネットで電波を飛ばして 見たり聞いたり。息子の家にはDVDデッキすらありません。 私はいまだにやり方がわからず・・・ 中高年がITに拒否感を持っているのは特殊な用語のせいでは? なんで全部英語?意味の分からない単語ばかりです。 マウスがねずみとは思いませんが、検索エンジンってどこに 入ってる?サーバー?クラウド?ペースト(コピーでしょ?)、 デフォルト?USB(USAの間違いじゃ?)、PDF(アメリカの 政府組織?)。 よく「あなたのPCのOSは?プラウザは?」と聞かれます。 なにそれ? ]]>