初午とは、稲荷神社の本社である伏見稲荷神社に神が降り
た日が2月初めの午の日で、このことから初午として全国
の稲荷神社で祭礼を行うようになりました。そして、いつ
しか五穀豊穣、豊作祈願を行うようになり、いまでは商売
繁盛、家内安全の祈願ともなっているようです。
ちなみに、もともとは旧暦の2月なので、本来は春(3月)の
行事だったそう。だから毎年寒いのです。
初午を過ぎると二の午、三の午まであり、今年は初午が2
月2日の土曜日。なので12日後(十二支で数える)の二の午の
日(2月14日)に神主さんに来ていただいて祭礼を行いました。
お供えは、ぽんかん、りんご、バナナ、油揚げ、お酒(お神
酒)と前任者から言い伝わってるものです。しかし、油揚げ
はお狐様の好物でわかるとしても、その他のお供えの理由
はわかりません。当時の神主さんの好物とか?
今回来られた神主さんは、安住神社の宮司さんのご子息。
菩提寺の住職もご子息に代わり、祭礼の方法もちょっとづつ
変わってきています。
お供えは外出の際に私が買ってきました。1枚の大きい油
揚げを買ってきたら、ほんとは5枚入りだったそう。まあ、
お供えも少しはメニューを変えた方が・・・
神事に欠かせないのが雅楽ですが、演奏する人まで連れて
来るのは大変そう。今回、神主さんは持参したICレコーダー
で雅楽の曲を流し、雰囲気は盛り上がりました。
今どきですね。
この稲荷神社のほこらに神様の像があって、箱の裏を見る
と「五穀成就」の他に「酒造安全」と書いてありました。
むかしうちに酒蔵があり(販売していたかどうかはわかり
ませんが)、その時に祈願したものかもしれません。
初午(二の午)の儀も終わり今年も無事に過ごせますように。
]]>