今年のお盆期間は、6日に地元小学生の見学会で始まり、18日に実施
した小学生の薬の講座で終わりました。その間、10日間という長い休
みがあり、叔母の初盆もあって2週間栃木にいました。
6日は、高根沢町の史跡を巡る「たんたん探検隊」という町の企画で、
今年は6人の小学生子と親御さん、スタッフが薬師堂の見学に来ました。
その前日は薬師堂の芝刈です。今年の異常な暑さで、もう何回芝刈を
したかわかりません。
30分という短い時間でしたが、当日も相変わらずの猛暑で、日影がな
いので子どもたちの体調が気になりました。
毎年今ごろやる薬師堂の一万灯祭りは、今年10月の地元のたんたん祭
りと合同で行うことになりました。そこで、今回は全社員で施設周り
の掃除をすることに。全員だとさすがにはかどって綺麗になりました。
猛暑の中頑張ってくれたので、夕方社内で打上げしました。
休みに入り、普段なかなか手が付けられない裏の草刈りをしようと
張り切って行ってみると、あまりの凄さに唖然。背よりも高く伸びて
て先が見渡せません。
さすがの草刈りマシーンも、森のような草に阻まれ何回もエンスト。
隠れていた岩に乗り上げ、異音と振動が出るようになりました。
もう何度も事故ってるからついに入院かも。これからという時に、
働きがしらのリタイアは痛いです。後日、店の人に見てもらったら、
回転刃が6本も吹っ飛んでいたそうです。よくまあ、よくぞ頑張って・・・
むかし祖母が造った石庭もどきの小さな庭が、長い間ほったらかし
てずーっと気になっていました。
でも砂利が足りなくて、新たに買い足したら色があわない!
一気にやる気が喪失です。まあ、こんなもので。
迎え盆の前日、長男の子供たちに手伝わせてお盆の準備。珍しがって
提灯を組み立てていました。
三男一家も来て、夜は一緒にバーベキュー。昼間は猛暑でも、夜にな
ると多少涼しくなります。静かな家が、一気にうるさくなりました。
迎え盆は、暑くなる前の早朝に行くことに。
お線香に火を付けるのは私の係ですが、人数が多いので大変。用意した
お線香が足りなくなりました。
今年は去年亡くなった叔母の初盆です。14日は朝早くから近所の人た
ちが次々とお参りに来て頂きました。
住職も来られて読経をして頂きましたが、今年の檀家の初盆は60件
あるそうです。これも高齢化社会の結果でしょう。
翌日、台所の外の升から汚水が溢れてました。下水道の傾きが緩やか
過ぎて、菅が動脈硬化を起こし詰まってくるのです。
恒例のことなので、慌てず騒がず裏から竹を切ってきて、ハンマーで
節を潰してしなやかにし、即席の掃除道具を作りました。これを下水
道管に通し詰まりを治すのです。地元の人の生活の知恵。
しかし、今回は詰まりが硬く通りが悪い。しかも時期が悪いのか、竹
がもろくすぐ割れてしまいます。4回も竹を切りに行き、ハンマーで
叩いて・・・だんだん暑くなってきて、もうぐったりです。
これでダメならもう業者に頼むしかない。よく映画にある、最後の
チャンスにかけて・・・気合いを入れて突っ込むと、やっと塊が出て
開通しました。今回最大の手柄かも。
その最中にお参りのお客さんが来て、泥だらけで大慌てになりました。
送り盆は台風が来る前にと、朝早くからいきましたが、墓参りが終わ
った頃雨が降ってきました。各地で被害を及ぼした台風ですが、ここ
ら辺は大したことありませんでした。
18日、いよいよお盆休みの最後のイベントです。
栃木県の教育委員会が主催の「とちぎ子ども未来創造大学」という講
座で、130以上の講座があり、ほとんどが大学、研究機関、公的機関
なのですが、一部企業も選ばれています。それも大企業ばかりですが、
その中に当社が選ばれ、しかも唯一の製薬会社なのです。
うちは「もっと知ろう薬のこと・江戸時代前から栃木県で作っている
薬とは」というテーマで、講師は私です。今年で5回目の参加ですが、
年々暑くなってくるし、しんどいし、もう止めようかと思っていまし
たが、社会貢献と思ってもう少し続けることに。
定員は15名ですが、集まらずにガラガラだったら次回は止めようと
思ってました。
募集開始の日、お昼ごろ気になってネットで見ると、すでにsold-out
になってました。よかったー。でも、責任重大です。
開始は10時、受付開始は9時半でしたが、9時ごろには車がちらほら。
陸の孤島で車でしか来れないので、親御さんが付き添ってこられます。
なので、毎年一緒に話を聞いてもらうことにしています。
約1時間薬の話をして、その後史料館を案内しました。
こんな田舎まで連れてきて頂ける親御さんは教育熱心なのでしょうが、
そのお子さんたちもまじめに一生懸命聞いててくれました。
こうして苦行の2週間が過ぎました。
久しぶりに自宅に帰ってくると、出る前に草刈りしていった庭が・・・
まだまだ苦行は続きます。