10月10日に、宇津薬師堂で「一万灯祭」を行い、みなさんの健康
を祈願しました。
本来は毎年8月9日に行うのですが、この猛暑なのでお堂を掃除
するのも、祈祷していただく住職も参列者も大変なので、昨年か
ら10月実施に切り替えました。
暑さもひと段落し、すがすがしい秋晴れの中、菩提寺から来ていた
だいた住職にご祈祷をお願いしました。
一万灯とは、一万の灯りを照らして仏の道へ導くという意味があ
るそうです。以前、一万灯祭の時は道路沿いに沢山の灯篭を並べ、
地元のお祭りとして大勢の人でにぎわいました。
15年前ぐらいから不定期で祭りを復活させましたが、今年は社員
だけのうちうちで行いました。
薬師堂には特別な分厚い経典があり、それを先代の住職は30分
かけて読経。いつまでたっても経典のページが減らず、みんな足
がしびれて立てなくなりました。まさに苦行。
いまの住職に替わってからお経も短く変わり、椅子にしたので
楽になりました。
お経の文字は漢字の羅列ですが、これは元来のサンスクリット語
を中国で当て字にしたもので、読みはサンスクリット語です。
今回、住職に初めてお経の意味を尋ねましたが、天界にいらっし
ゃる薬師如来をこちらにお招きして歓待し、またお送りするとい
う内容だそうです。
健康祈願のお札も祭壇に置いて祈祷して頂いたので、見学者や関
係者に差し上げようと思います。
薬師堂のご祈祷が終わってから観音堂でもご祈祷して頂きました。
じつはこちらの観音堂の方が、薬師堂よりも古いのです。
すべての行事が終わったあと、住職が「涼しくてよかったです」と。
一万灯祭のよくよく日の10月12日、高根沢町観光協協会主催の
「たかポタ」が行われ、当社がスタートして最初のエイドステーション
となりました。
たかポタとは、高根沢町ポタリングイベントの通称で、自転車で
高根沢町巡ながら秋の味覚や田園風景を楽しむというもの。エイド
ステーションとは、水分や食べ物を供給する場所のことです。
アスリート向けのハードなもの(距離80キロ)から、気楽に楽しめる
初心者・ファミリー向け(距離25キロ)まで3コースあり、約150人
の方々が参加されたようです。
一万灯祭の10日が晴れで翌日は雨、そして当日はまた秋晴れとなって、
2日とも天気に恵まれました。
最初に到着されたのはアスリートグループでした。

自転車はほとんどカスタムメイドのようで、何十万から数百万する
のもあるのだとか。みなさんアスリートらしくスマートで(肥った
人はいません)、スタイルもスポーティーに洗練されていました。
その後続々と各グループが到着されて賑やかになり、薬師堂を見学
されていく方もいらっしゃいました。
イベントの最後に、先日薬師堂で祈祷して頂いた健康祈願のお札
を参加者全員に差し上げました。
高根沢町観光協会インスタグラムより