超超精密人間ドック

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親戚から、会員制のハイグレードな人間ドックを夫婦二人分
プレゼンしてもらいました。

 

 

そのいきさつはさておき、検査は2日に分けて行われ、1回
目は脳や心臓、肺を含めた全身のMRIとPET検査。2回目は
大腸検査を除く、胃カメラ、エコー、CT、その他で徹底的に
検査します。
料金もハイグレードで、聞いてビックリするぐらい高価。

 

先日、1日目のMRIとPETに行ってきました。
検査は14時半から18時までかかりますが、朝6時以降は食事
をしないで下さいと。さすがに24時間絶食は厳しいので、
仕方なく6時前に起きて無理やり朝食を食べました。

 

場所はお台場のホテルの地下。普段受けている人間ドックと
はエントランスから違い、フロントも高級ホテルみたいです。
ここで受付と説明を聞き、更衣室で着替えてから看護師の問
診を受けました(そういえば、ここの職員は全部女性でした)。

 

PET検査とは、がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利
用し、放射性フッ素を付加したブドウ糖を体内に注射して、
がん細胞に集積したブドウ糖をチェックするのだそうです。
その量は体重を量って決めるとのこと。

 

腕の血管が細くていつも採血に苦労していると話すと「温め
ると血管が太くなるから、いまから温めておきましょう」と、
温パックを用意してくれました。さすがハイグレードだけ
あって細やかです。

 

その後、いつもなら待合室で他の人たちと一緒に待っている
のですが、ここではコンシェルジュに案内され個室へ。途中
トイレに寄りたいと言うと、彼女が中に入って確認し、それ
から入るという細やかさ。誰にも合わないように気を使って
いるようで、最後まで妻にも一度も会いませんでした。

 

個室と言ってもパーテーションで区切ってあるだけですが、
いかにも高級な造りでリクライニングシートがありました。
しばらく待ってから採血と放射性物質の注射。
採血は一発で決まりました(以前、某病院では5回失敗し、
最後は婦長がお出ましに)。

 

放射性物質はオシッコと一緒に出てしまうので害はないと
説明を受けましたが、体内に入れるのはあまり気持ちのいい
ものではありません。注射後、ガイガーカウンターのような
機器で放射性物質が身体に回っているか検査してました。
映画だと、放射能の影響で超人に返信するところですが。

 

部屋に戻り、全身に放射性物質が行き渡るまで40分ほど待機
してましたが、入り口に放射能の黄色いマークと「放射性同
位元素保管室」と書いてあったのにはちょっと驚きました。

 

こんなやつです

そしていよいよ本番。今度は身体に金属がないかを検査し
ます。MRIは強力な磁力なので金属類はNG。事前の質問で
歯にブリッジがあると答えると、歯科にどんな金属か問合せ
欲しいと言われ、20年も前のことなのですったもんだしま
したが、無事にクリアしました。

 

PETもMRIも同じ機械でやるそうで、寝台に寝ると頭から
器械のトンネルに入れさせられます。仕組みはよくわかりま
せんが、磁力を出す機械がグルグル回って断層写真を撮る
みたいです。

 

最初はMRIで、頭(脳)、顔、胸、腰とやっていきますが、
音楽がなるヘッドフォンを付けてても、ゴーゴー、ガーガー、
ガンガンガンとうるさいです。臓器が動かないように何度も
息を停めさせられました。

 

途中トイレ休憩を入れて次はPET検査。やはりゴーゴー、
ガーガー、ガンガンガンと。でも、だんだん慣れてきて思わ
ず寝てしまい、息を止めるのを忘れて撮り直しになりました。
でも「あと何分です」と教えてくれるので我慢できました。

 

合計50分かけて終了。ラウンジで初めて妻と再開しました。
2回目は来年早々に行い、そのときに今日の結果も教えても
らいます。さて、どんな輪切りの写真が撮れたのやら。

 

今年は今日で早々にブログを終わります。
いろんなことがありましたが、あっという間の1年でした。
また来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を。

 

 

検査入院