7歳の孫の興味は刻々と変わりますが、一貫しているのは昆虫愛。
ビビリのくせに虫だけは平気でさわり、栃木に来ると虫かごとあみを
持って走り回っています。最近は妹だけでなく母親(嫁)も案外平気で、
逃げ出す虫を素手でムンズと捕まえたりして。
部屋の中には虫の入ったケースがずらりと並び、虫が大嫌いな妻は渋
い顔で見ています。
ヤゴを採ってきたときは、生きているエサしか食べないので、糸状
のエサをピンセットで摘み、動かしながら食べさせていました。
無事にトンボになりましたが、栃木で生まれ、飛び立ったら東京
だから、さぞやトンボもビックリでしょう。
カブトムシのオス・メスを飼っていたら、いつの間にか幼虫から
サナギになってました。いつ生まれるのかは不明です
捕まえた一番の大物は、たまたま栃木の池にいた大きなタガメ。
嫁が網でゲットしましたが、しばらくして逃がしてあげたようです。
去年は蚕(かいこ)の幼虫と桑の葉のセットを買って育てました。
蚕に興味を持ったきっかけは、私が見せたモスラの映画。モスラ
が東京タワーに糸を吹いて繭になったのを見て感動したみたいです。
妹の方も幼虫を撫でたりして可愛がっていました。
そして見事に繭になりましたが、それを茹でてそこから糸(生糸!)
をつむんだのにはビックリ。可愛がっていた彼女の心境はいかに。
番組で見た、酪農家が心血注いで育てた牛が、牛肉としてそれ以上
の価値を生む・・そんな心境なのかも。
その他、うちで孵化したのは、モンシロ蝶、カマキリなど。
「孵化させた」ではなく「孵化した」というのは、たまたま持ち帰
った枝に卵が付いていて、知らないうちに幼虫が生まれ、知らない
うちに成虫になっていたというまったくの放置飼育。
カゴの中でなにか白いのがバタバタしていて、よく見たら変身した
モンシロチョウだったので驚きました。
カマキリが孵化して何十匹も生まれたときは、カゴの底でうごめく
ミニチュアのカマキリの姿が異様でした。妻が見たら気絶したかも。
栃木にいるとき、隣の岩本さんが5匹のクワガタを捕って孫たちに
持ってきてくれました。ちょうど孫たちは東京だったので、取敢え
ずタッパに入れ、軽く蓋をしておきました。
翌日妻が3匹脱走したと大騒ぎ。後日一匹は捕まえましたが、あとの
二匹は行方不明。数日後、妻と並んで座っておやつを食べていると、
妻の服にブローチのような黒い物が。よく見ると脱走したクワガタ!
しかも、よりによって一番大きいヤツが・・・
妻の今年一番の絶叫を聞きました。
孫は昆虫の絵を描くのも好き。なかなかダイナミックなトンボです。
まだ昆虫採集の標本を作るまでには至っていませんが、60年前に長男
(孫のパパ)の夏休みの宿題に、ほぼ私が一人で粘土で作った標本を見
せたら絶賛されました。
孫たちよ、夏休みの宿題は任せなさい!