うちにも学術のプロはいますが、懇意にして頂いてる先生からの お話でもあり、宇津救命丸の歴史や魅力も伝えたかったので、私 が講演することにしました。とりあえず薬剤師ですし。 受講者を募集するのにタイトルを決めなくてはいけませんが、なる べく興味を引くタイトルがいいというので、「根本から改善する育 児ノイローゼ 日本で一番長く売れ続けているOTC」としました。 もちろん、育児ノイローゼのお母さんに救命丸を飲んでもらおうと いう訳ではありません。 最近、幼児虐待というニュースが増えてますが、その原因の一つに 育児ノイローゼというのがあります。その悩みの上位が「子供が泣 いて言うことを聞かない」「食欲不振」などで、それらは救命丸の 効能とぴったりマッチしているのです。 さらに、誰に勧められたら救命丸を買うかと言うアンケートでは、 1位が医師で2位が薬剤師。まさに今回ドンピシャで、この講演で 救命丸を推奨してくださる先生が一人でも増えればと熱も入ります。 しかし、社内の勉強会で講師をやったことはありますが、初対面の 人の前でやるのは、30年前に新製品の発表会をやって以来。 しかも今回は、薬のプロの薬剤師の前で1時間半も喋らなくては いけないのです。 以前に講演をおこなった同業の社長に伺うと、ジョークを言ったら まったく受けなかったそう。別に漫談をしに行く訳ではありません が、硬い雰囲気というのは想像出来ます。これは肝に銘じておかな くては。今回の受講者は45名で、なんとその中に友人のお兄さん も入っていることが判明しました。これはますます緊張します。 プロジェクターで映し出す原稿(パワーポイント) は、私の手作り。 どうしたら退屈しないかと、構成に腐心しました。1時間半ピッタリ やって欲しいという要望なので、時間配分が難しい。でも歴史の話 を入れれば、なんとか持ち時間をクリアできそうです。家内を相手 に練習したら喉が枯れ、学校の先生ってすごいと改めて感じました。 原料を理解していただくために、今回生薬の見本を持参しました。 当日会場に着くと、以外に狭い場所でビックリ。ここに45人は けっこうキツイです。徐々に先生方が集まり初め、ドキドキして来 ました。救心を飲んでくればよかった。 講演を始めると、次第に落ち着いてきました。救命丸と救心を間違 えられるエピソードを紹介すると、笑いが起きました。これはいい 兆候です。調子に乗って予定外のネタも紹介していくうちに、気づ いたら時間が余るどころか押してました。 今回の目玉は、夜泣きと免疫力の関係。身体を丈夫にするには免疫 力のアップが重要ですが、それには十分な睡眠が必要です。夜泣き がひどいと免疫力にも影響するので、夜泣きを軽く見てはいけない という話です。本来家庭薬は、予防薬的な使い方が適しているのです。 話の後半は歴史の話をしましたが、やはり皆さんの関心は高いよう。 HPに載っていない救命丸の起源とか、史料館の展示物のエピソードな どを披露しました。話は1時間半ピッタリで終わり、笑いも適度に とれてホッとしました。質疑応答では、写した原稿と配布した資料 の間違いを指摘され、ちゃんと聞いていただいてたことに感謝です。 講演を終了すると何人かが前に出てこられ、生薬の臭いを嗅いだり、 質問を受けました。また、史料館を見学したいと言われる方もけっ こういらっしゃった。中には、はるばる群馬や茨木から聞きに来て いただいた方もいらっしゃり、感激しました。 数ヶ月前か心の重荷になってましたが、無事に終わってホッとしました。 ]]>