去年とおととしのスキーは天気が最悪で、吹雪と寒さで死にそうに なりました。ブログを読み返すと壮絶な記憶が蘇ります。そこで今 年は万全の寒さ対策をすることに。といっても、この歳で年に1回 しか使わないスキーウエアーを新調するのは躊躇します。なので 手軽にできるアンダーウエアーのバージョンアップにしました。 うちの会社周辺はスキーショップのメッカ(死語)。以前はビクトリア 村といわれるほど沢山のビクトリアが建ち並んでいましたが、親会 社が変わってからは数軒に減りました。他に消えたお店もあります が、新しいお店もどんどん出来ています。でも沢山ありすぎると、 どこで買っていいか迷います。 下着といっても、スキーショップで売っているのは、発熱素材が違 うとかで結構高くてビックリ。上下で12000円もする下着もありまし たが、南極に行くわけじゃないし・・・手頃な価格で発熱素材の、 厚手のタイツとシャツを買いました。 あと、今年買おうと思ったのは、顔を覆うフェイスマスクです。いつ も行く奥志賀は標高が高いので、天気が悪いと顔が冷たく、吹雪に なると刺すように痛いのです。ネックウォーマーで代用していたら、 極寒の中で水分が凍りカチカチになって、奴隷の首輪みたいになっ てしまいました。 フェイスマスクも値段がピンキリ。専門店でいいのを買うか、量販 店のビクトリアで安いのを買うか。しばし迷って、結局いい物を買 うことに。背に顔は変えられません。お金を払ってレシートを見た ら、なんとここもビクトリアグループ。なんだかややこしい。 買ったのは、耳・鼻・口を覆うタイプ。安いのは、アルミのシート を切り抜いたようなのでした。これを買ってよかった。 当日は、友人と上野駅で待ち合わせ。毎年東京駅で待ち合わせをし てましたが、考えたら新幹線は上野から乗った方が絶対安いはず。 でも後で調べたら差額は予想外の200円。いや、200円でも 貴重です。 佐久平で長野の友人1人と合流。明日の夜にもう一人来て4人です。 奥志賀へ行く途中のスキー場では、金曜の夜だというのに全く電気 のついてない旅館やホテルが何軒もあります。スキーヤーは少し増 えてきたと聞いてましたが、現実はまだまだ厳しそう。 いつも泊まるホテルは、チロリアン調のおしゃれな部屋が売り物で すが、昨年から敢えて和室にすることに。景色も雰囲気も絶対洋室 の方が上ですが、オヤジ4人じゃムードもなにも・・・それより荷 物を広げたり宴会するには、やっぱり和室が一番です。それに部屋 代のみなので、4人で泊まれば割安。ところが後で困ったことに。 4人で10畳+8畳は贅沢です 到着が遅いので、夕飯は駅弁を買ってきました。 翌日は、雲が多いながらも薄日が指してます。天気予報では気温も 高いとのこと。これも予想外。せっかく防寒の準備をしてきたのに! 悔しいから、完全装備で出撃することにしました。 上は、下着の上にヒートテックの長袖シャツ、その上に発熱素材の 厚手のシャツ、更にスキー用のシャツ、セーターを着ます。下は 下着の上にヒートテックのタイツを履き、その上にスキー用の厚手 のタイツ。お尻と背中にホカロンを入れ、更に上下のスキーウエアー。 これならアラスカぐらいなら行けそうです。でも、室内では暑く て気絶しそうになりました。 完全武装。これでコンビニに入ったら警報鳴らされます。 スキーズボンのいいところは、ウエストの調整がきくところ。でも、 太り過ぎと着過ぎで、横のスリットが大きく開きっぱなし。これで 転んだら下着はずぶ濡れです。スキー靴を履こうと屈んだら、すべ てのホックとマジックテープが外れました。これは予想内です。 暖房の効いたロッカールームからスキーを出して外に出る頃には もう汗だく。ゲレンデも寒さは感じられません。でも、リフトで 標高二千メートルの頂上に着いた頃には丁度よくなりました。 天気もよく、景色も最高。久しぶりに綺麗な景色を見ながら快適 な滑りを満喫しました。 ゲレンデはガラガラで、あまりの絶好調に滑り過ぎ、11時には もうクタクタです。夕食の予約が8時しか取れなかったので、昼 食を遅くして休憩することに。暖房の聞いた山小屋に入ったとたん、 また暑くて汗が噴出しました。 席に着くやいなや、ウエアーとセーター・シャツまで脱ぎました。 そのときサスペンダーも外したことを忘れ、注文に行こうと立ち上 がったらズボンがずり落ちました。タイツを2枚履いててよかった! 2時過ぎに昼食を食べ、この日は志賀のほとんどのゲレンデ18ヶ 所を制覇。リフトを21回、ケーブルカーを4回乗りました。土曜 日なのにまったく人気のないゲレンデもあり、止まっているリフト も何ヵ所かありました。 人気のないゲレンデも寂しいものです。 ゲレンデをつなぐエスカレーター。以前はここを登るのが大変でした 途中、今晩来る予定の友人から電話があり、急に来れなくなったと のこと。これが最大の予想外。割安の部屋代が割高に!! ホテルに着いたらもう4時半。フロントで、レストランが6時から 食べれますと言われましたが、お腹がいっぱいなので遠慮しました。 普通だったらラッキー!と喜ぶとこですが。1人キャンセルになっ たことを言いましたが、やはり部屋代は変わらないとのこと。 中年以上が多いせいか、こんな張り紙も。 部屋に戻って風呂に入り、敷いてある布団にみんなでごろ寝。ふと 気が付くと電話のベルが鳴ってます。もう7時半で食事の時間でし た。疲れてみんな寝てしまったのです。歳だなあ。食事もラウンジ のコーヒーも例年通り。その後フロントから連絡があり、部屋代を 安くしてもらえることになりました。そうでしょう、毎年来てるん だもの。 コートも着ずに外に出て撮影。左の一番下が我々の部屋です。 翌日は打って変わって雪。嬉しくはないけれど、防寒の真価が試さ れます。頂上付近は風が強く吹雪ですが、あのフェイスマスクのおか げでへっちゃら。部屋に忘れてきた友人は悲鳴を上げてました。 視界が悪く、リフトもスロー運転になりました。もう、下着がどう のこうの言ってる場合じゃありません。滑り始めて1時間足らず、 準指導員の資格を持つ友人が大転倒。早々とリタイア宣言をしまし た。そうなると、こっちも意気消沈です。そのあと数本滑って ホテルに帰りました。 帰る支度をしてチェックアウトすると、ホテル内にアウトレットの 店があることを発見。もともとここは、スキーウエアメーカーが経 営していたのです。もっと早く気付けばスキーズボンを買えたのに。 残念。 昼食は迷った挙句、帰路の途中の丸亀製麺で。そばの本場にうどん 店が殴りこみ? 佐久平の駅でおみやげ屋さんを覗くと、どっかで見たようなドロップが 今回の自分へのおみやげはこれ。すっぱすぎて、長野のリンゴの イメージダウン? ]]>