今年になり、雑草が生え出し忙しくなる前にやらないと。 やっとやる気のスイッチが入りました。 ホームセンターに行って、グラインダー用の回転ヤスリ、 ブラシ、ペンキや筆などの塗装道具を購入。 ペンキにはスプレーと筆塗りがあります。きれに塗れる のはスプレーですが、丁寧に被膜を厚く塗るには断然刷 毛塗りが上。 さらに塗料には水性と油性があって、最近は臭いや環境 問題を考慮してシンナーを使わない水性が主流になりま した。 水性は水で薄められ、筆も水洗いでOK。もちろん塗料 が乾けば、濡れても色が落ちることはありません。 一方、油性のペンキは薄めたり刷毛や容器を洗うのにう すめ液が必要。うすめ液とはシンナーのことで、シンナー 中毒が問題になったとき名前をうすめ液に変えたのです。 プラモ塗装の経験上、塗料の伸びや耐久性を考え、外用 なので油性を選びました。それに、シンナーの臭いには 慣れてるし(中毒ではありません)。 写真撮るのを忘れ使用中にパチリ。 左奥がうすめ液で手前がペール缶。塗料を薄める時に使 います。1缶150円ぐらいだから色別に買っとくと便利。 鉄部に塗るときは、一度錆止めを塗ってから塗りますが、 乾燥に1日空けなければなりません。最近は、めんどく さがり屋用?に錆止め入りの塗料(リンス・イン・シャンプー みたい)もありますが、やっぱり別々の方が丈夫そう。 いよいよ作業開始。 まず、剥がれかけてるペンキを、お好み焼きのヘラのよ うな道具で削ります。これを怠ると、せっかく塗っても すぐに剥がれて泣くことに。 次に錆の部分をグラインダーに付けた回転ブラシやヤスリ で削ります。このとき破片や粉じんが飛ぶので、眼鏡と マスクは忘れずに。 格安品でもなかなか使えます。 グラインダーの使い方は最初よくわからなかったけど 「習うより慣れろ」。何でもやってみることです。 鉄門は形状が複雑で表面積が多いから作業が大変です。 グラインダーの届かない所の錆は、タワシのような繊維 のヤスリでゴシゴシ。結局錆落としに半日かかりました。 錆で穴が空いてる所もあったので、次回パテで埋めるこ とに。 このタワシ?もなかなか使えます。 いよいよ塗装。まず錆止めからですが、本塗りと色を変 えておくと塗り残しがよくわかります。今回は本塗りが 黒なので、錆止めはグレーにしました。 塗料の缶を開けてよく撹拌。適当な量をペール缶に移し、 うすめ液を加えます。メーカーの目安は10%と書いてあ るけど、個人的には20%ぐらいの方が塗りやすいかな。 刷毛で綺麗に塗るにはコツがあり、私はいまだにプラモ の刷毛塗りは苦手です。コツは「濃い塗料で一度に塗ろ うとせず、薄めの塗料で二度塗りする」「刷毛目がつかな いように刷毛を往復させず一方向に塗る」です。でも 面積が広いし、そんな悠長なことはやってられません。 裏口だし適当に。 時間が限られてるので錆びたところだけ塗りました。 といっても、ほとんど全部ですが。 高いところを塗るときは三脚を使いますが、不安定で いちいち動かすのがめんどう。こういうときは、軽トラ の荷台が踏み台代わりになるから便利。でも、ペンキの 垂れに要注意です(ペンキ屋さんの車はペンキまみれが 多いですね)。 錆止めを塗って1日乾かし、いよいよ本塗装です。 油性塗料のうすめ液(シンナー)は揮発性です。塗っている うちに揮発して粘度が高くなるので、その都度薄める必要 があります。 延べ1日半かけて門を塗り終わりました。ほんとは艶消 しの黒がよかったけど、艶ありしかないので塗ったばか りはピッカピカ。時間がたてば落ち着いてくるでしょう。 塗り終えてプロの塗りと比べてみると仕上げは歴然。 まっ、硬いこと言わないで。 プロの仕上げ。むらがありません。 私の仕上げ 刷毛目がハッキリ付いてます。 ついでに、門の横の錆びたフェンスの枠も塗ることに。 もうめんどくさくなったので、手でヤスリがけして錆止め 入りのグレーで塗装しました。当然だけど全然楽です。 最初から錆止め入りにすればよかった。 before ちょっとの手間で(4時間かかったけど)・・・ after 見違えるようになりました。 ペンキが手に付いたけど、後で洗えばいいやと。 ところが、後で洗ってもシンナーで拭いても落ちません。 プラカラーなんて石鹸で洗えば落ちるのにペンキの力を なめてました。さすが私が選んだ油性です。 あと、指に付いたペンキは乾いたと思っても危険。プラ スチック製品を触ったりすると指紋が付くので要注意で す(経験者)。 この日はもう一つの仕事が。故障したウォシュレットの 交換です。家に帰って休む暇もなく、新しいのを買いに 家電量販店へ。出張交換は9千円だそうですが交換なん て簡単です。ただ、サイズがあるので、それだけは要注 意。外して付けて1時間。ブログのネタにならないほど 簡単に完成しました(一度経験済み)。 さて塗装に若干の自信が付いたので、次は工場の大型車 通用門に挑戦しようかな。 ]]>