いよいよオリンピックが始まりました。
人生で二度オリンピックが東京で開催されるのを経験出来るのは
貴重ですが、今回はいろんな意味で歴史に残るオリンピックに
なりました。
思い返すと開催まで紆余曲折あって苦難の道でした。
新国立競技場のデザイン撤回に始まり、エンブレム盗作問題、JOC
会長をフランス検察が起訴、そしてコロナによる大会延期。
それから、森会長の失言辞任に始まり、大会関係者の失言や不祥事
によって次々と辞任が開会式の数日前まで続くという異常事態。
もちろん、過去の発言や行動であっても許されないことはあります
が、何十年前にやったコントが、この開会式直前に世界に向けて
暴露されるというのは・・・これも時代なのでしょうか。
コロナがなければ、各地の聖火リレーが中継され、大会前の機運も
高まったのでしょうが、なんかテレビも冷めていたような。
57年前のオリンピックのときは盛り上がっていましたねぇ。
新幹線も首都高速もオリンピックに向けて急ピッチで造られみんな
カラーで見たいとカラーテレビを買いました。そして三波春夫さん
の東京五輪音頭がそこらじゅうで流れ盆踊りといえばこの曲でした。
私も姉と陸上競技を見に千駄ヶ谷の競技場に見に行きました。でも
双眼鏡もなく、もちろんオーロラビジョンもないので、遠くの豆粒
のような選手が何かやってるって感じでつまらなかったです。
とにもかくにも、始まれば感激もひとしお。
開会式当日、12時40分からブルーインパルスが空に五輪を描くと
聞き、もしかしたら見えるかもとベランダへ。すると轟音がして編
隊が上空を通過しましたが、もう煙が流れてて大丈夫?
結局五輪の輪は前の家の屋根が邪魔で端っこしか見えませんでした。
リビングに戻ってテレビをつけると、某テレビ局のワイドショーで
五輪が描かれる中継を下で待機中とのこと。えっ??さっきのナニ?
「まだ来ない、まだ来ない」と言ってて、雲のせいで遅れているとか
なんとか。さっき飛んで行きましたよーと教えてあげたい。
結局、円を描いたのは都庁の上なのに、国立競技場の近くで待機し
ていたというお粗末。ディレクターさんは怒られたでしょう。
その後、妻の友人から続々とラインで写真が送られてきました。
妻は、みんな時間を調べ、見えるような場所に行って空を見上げ、
その瞬間みんな繋がっていたんだと感動したそうです。
と言った本人は、腹痛のためずっとトイレにこもってましたが。
妻の友人からの写真を拝借。
その夜行われた開会式。世界に放映されるのに、その演出には賛否
両論あるようです。私もちょっと・・・でした。
それでも平均視聴率は56.4%で、瞬間視聴率が61%と64年の東京
オリンピックの61.2%に迫る勢いだったというから、なんだかんだ
言ってもみんな楽しみにしていたのですね。
スポーツ音痴なので競技についてはあまり語れませんが、日本選手
が出ていればもちろん応援したくなります。
だけど選手を見ていると、このむし暑いときに何もわざわざやらな
くてもと可哀そうになります(アメリカの大リーグの都合だとか)。
10月10日体育の日は(いまはスポーツの日)、もともと1964年に東京
オリンピックの開会式があった日ですから、当時はさわやかな時期
でよかったでしょう。
いずれにしても、選手のみなさんにはコロナに気をつけてがんばっ
てもらいたいです。