牛肉の鍋といえば「すき焼き」か「しゃぶしゃぶ」 ですが、最近は「すき焼き」よりも、ヘルシーとい うことで「しゃぶしゃぶ」の方が人気があるとか。 でも私は断然「すき焼き」派。 昔、長男がすき焼きは嫌と言ったので、椅子から 引き摺り下ろしてボコボコにしたことがあります。 その後長男も改心し、すき焼き好きになりました。 私が子供の頃、肉と言えば鶏肉で、豚肉もなか なか食べられず、牛肉は超高級品でした。 ですから、すき焼きは誕生日か何かのお祝いの 時しか食べさせてもらえず、突然「今夜はすき焼 き」などと言われると、嬉しくて飛び上がったもの です。 その後、徐々にしゃぶしゃぶが食べられるように なりましたが、牛肉をお湯に浸けるなどケシカラン と思っていました。 ちなみに、我が家で最初にしゃぶしゃぶを食べた のは祖母で、場所はハワイでした。 すき焼きは関東と関西では調理の仕方が違い、 関東ではたっぷりタレを入れて煮ますが、関西で は砂糖と醤油をかけ、煮るというより焼きます。 我が家では、最初は関西風にタレをかけて焼い て食べ、その後、煮て食べて二度楽しんでいます。 今回行った店は牛鍋の老舗で、伊勢崎町にある 「太田なわのれん」です。何度もテレビで紹介され、 一度行ってみたいと思っていました。 「すき焼き」を「牛鍋」と呼んでいる店もあるようで すが、この店のは味噌で煮込む鍋です。 お店の全景 昔懐かしい「フクちゃん」の漫画入り看板 明治の初め、まだ日本人が牛肉をあまり食べ慣 れない頃、牛肉の臭みを消すためにイノシシ鍋を ヒントに考えられたとか。 味噌を使った鍋でさぞしょっぱいかと思いきや、 以外にあっさりしていて美味しかったです。 煮る前(空腹のためピンボケ) 出来上がり 味噌煮込みうどんや飛騨の朴葉焼きなど、味噌 味の料理が好きな私ですから、ここも私の三ツ星 レストランにランク・インです。 でも遠くて、なかなか行けないでしょうが・・・。 ]]>