苗字

公開日: 

日本人の苗字は多種多様。 名刺交換をしていると、おもしろい名前の人や、 難しくて読めない名前の人がいます。 北京オリンピックの乗馬に出るのは、66歳の 法華津(ホケツ)選手。ご本人には失礼ですが、 ニュースを聞いていて、思わず「エッ?」と思い ました。 先日テレビで見た珍しい名前は、「鳥遊」と書い てタカナシさん。「鳥が遊ぶのはタカがいない から」ということだそうで、なんかトンチのようです。 名前の由来は、居住地の名称からきたものや、 職業からきたものなどが多いようですが、こうい う凝った苗字を考えた人は、たぶんユーモアが あったんでしょうね。 中国の苗字は大体1000、韓国は250程しか ないとか。それに比べて、日本人の苗字は30 万種類もあり、世界で一番多いそうです。 同じ字でも読みが違ったり、漢字が違ったりす るからですね。 知人に坂上(さかのうえ)さんという人がいます が、(さかがみさん)とか(さかうえ)さんとか呼 ばれ、ちゃんと読んでくれる人はほとんどいない そうです。 余談ですが、全国に「鈴木」と言う名前が多い のは、その昔、熊野大社の神官が「すすき」から 「鈴木」と呼ばれるようになり、全国に布教に行 って各地で子供を作り、同じ名前を与えたからだ とか。 では、「宇津」という名前はどこから来たのか? うちは、宇都宮家の当主から宇都と言う名前を もらい、後に宇津になったと聞いてはいます。 しかし、宇津山・宇津峠・宇津谷と、宇津の付く 地名は結構あり、「宇津」という名前の人も、 たまーにいます。 先日、旅館でお会いした方もそうですし、以前、 富山の取引先で、宇津さんという方に偶然会っ てビックリしました。 新聞を見ていて犯人の名前が「宇津」と書いて あった時は、思わず親戚ではないかとギョッと しました。 薬業界にも宇津商事という化学薬品を取り扱 っている会社があり、やはり社長は宇津さん です(お会いしたことはありませんが)。 インターネットで調べていたら、偶然「宇津氏」 という豪族がいたことがわかりました。 なんでも京都の方に住み着いき、朝廷に時々 ちょっかいを出していたのだとか。 案外、そんなところにルーツがあるのかもしれ ません。 [うつ]という発音は聞き取りにくいらしく、電話 では必ず聞き返されます。めんどくさいので、 最初から「宇宙の[宇]に大津の[津]です」と 言います。ある時、「宇宙の[宙]に大津の[津] ですか?」と聞き返した人がいました。 いくらなんでも、宙津なんて名前・・・ 私の名前は[うつ よしひろ]。 ある時、銀行の窓口で待っていたら、「うつよさーん」 と呼ばれました。たぶん、名前のフリガナだけ 読んで間違ったのでしょう。 窓口に行くとその女性が、「失礼しました。うつよし さんですね。」と言うので、「どっちも違います!」 と言いました。 宇津氏 http://www2.harimaya.com/sengoku/html/uzu_kz.html ]]>

二転三転