夏になるとよく売れるのが桃の葉ローション。 桃の葉は、昔から民間療法として、あせもや湿疹 などのスキンケアーにに使われていました。 なぜ赤ちゃんや小さなお子様に「あせも」ができや すいかというと、小さなな身体に大人と同じ数の汗 腺があり、新陳代謝が活発で沢山汗をかくからで す。その上まだ十分に開いていない汗腺もあって、 つまりやすくなっているのです。 冷房が普及して、あせもも減るかとかと思いきや、 年々蒸し暑くなるせいか、毎年販売数は増えてい ます。特に今年は7月から急に暑くなった為、一時 品切れに近い状態になってしまいました。 15年ほどまえに桃の葉ローション(商品名 宇津 ベビーローション)を発売した時は、自社の工場で 作っていました。 何しろほとんど丸剤しか作った事がなく、試作も製 造も試行錯誤。もちろん液剤を詰める機械もなかっ たため、ほとんど手作りで大変でした。 現在は販売本数も増えたため、専用の設備がある 協力工場で作ってもらっています。 その工場も忙しいため、急に暑くなって追加注文を 出しても対応できないことが悩みのタネ。 もっとも桃の葉ローションに限らず、虫さされなどの 夏物商品は、どんなに暑くてもお盆を過ぎると急に 注文がなくなります。店頭が秋物にシフトを始める からです。 暑いからといって調子に乗ってどんどん作ると、8月 の終わりには在庫の山ということも・・・ 夏物の商談は2月に始まるため(冬物は7月)、今 年の夏が暑くなるかどうかなど、ほとんど予想もつ きません。 品切れはおこせない。残して無駄にもできない。 毎年今ごろは、違う意味で夏バテです。 ]]>