かぜとかぜ薬

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○かぜのタイプと予防 「かぜ」には、大きく別けて2種類あります。 ひとつは、季節の変わり目や冷えなどに体温 調節が対応しきれず起きるアレルギー性の症 状のもの。 もうひとつは、ウイルスや細菌の感染によるも ので、インフルエンザとも呼ばれています。 ひき始めの両者の見分け方は難しいですが、 高熱が続いたり、激しい下痢や嘔吐を伴う時 は、インフルエンザの可能性が高いと思われ ます。 前者のかぜの予防には、薄着をさせない、汗 をかいたら下着を取り替えるなど、身体を冷や さないためのお母様の気づかいが有効。 特に今年の冬は寒暖の差が激しいとのことで、 より一層の注意が必要です。 インフルエンザの予防には、最近予防注射も 広まっていますが、全てのウイルスに効果が ある訳ではないので過信は禁物です。 外出から帰ったら、うがいと手洗いをし、でき れば顔も洗った方がいいでしょう。 かぜ対策の基本は、栄養のある食事と十分 な睡眠をとって、かぜに負けない体力をつけ ることです。 ○かぜ薬 かぜ薬の中には、一般的に熱と痛みを抑え る成分、咳を止める成分、鼻水、鼻詰まりを 止める成分が入っています。 かぜをひくと、これらの症状が複数出てくる ので総合かぜ薬が有効なのですが、もし咳 や鼻水だけでしたら、専用のせきどめや鼻 炎薬の方が適しています。 時々、「顆粒とシロップはどちらが効くのか」 と聞かれることがあります。 顆粒は3回服用して1日分ですが、シロップ は飲みすぎを防ぐために6回飲んで1日分と なっています。つまり、同じ1回分ではシロ ップは顆粒の半分しか有効成分が入ってい ないのです。 薬を1日に6回飲ませることはなかなか難し いので、単純に成分量を比較すれば、顆粒 の方が有効と言えるかもしれません。 市販の子供用かぜシロップは大小さまざま ありますが、誤飲防止のため、容器の大きさ に関係なくすべて2日分しか入っていません。 ちなみに、現在かぜ薬のシロップは子供用 しか許可になりません。 また、かぜシロップの中身にもいろいろあり ますが、これからは身体にやさしいノンシュガー・ ノンコデイン・ノンカフェインが主流になるとみ られています。 かぜをこじらせると、重い病気の原因になる こともあります。 かぜには予防の対策と、早めのお手当てを。 ]]>

ピロリ菌退治