老人の病(やまい)?白内障

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私は40代の初めごろから目に異常を感じてい ました。突然目に刺すような痛みがあり、目が 開けられなくなるのです。 しばらくするとウソのように痛みは消えるのです が、運転している時によく起きるので、大変危険 でした。しかし、近所の眼科で診察を受けても、 結果は異常なし。 それでも痛みは続いていましたが、今度はだん だん物がはっきり見えなくなってきました。 視力が落ちてメガネの度が合わないのかと思い、 メガネ店で視力を計ってもらったところ、白内障 ではないかと言われました。 大きい病院で診てもらおうと、眼科では日本でも 屈指の井上眼科に行きました。 全国から患者さんが診察に来るというぐらいなの で、院内はバーゲンセール並みの混みよう。 広い待合室はいっぱいで、廊下から玄関まで患 者が溢れています。 勤務している先生は沢山いますが、その中で 院長先生に診てもらう事になりました。でも、 そんな人気のある病院ですから、院長の診察を 受けるのも大変です。 当時は予約が出来ず、普通に行ったら4~5時 間待つのはあたりまえ。 会社の近くなので、朝、社員に診察券を出して きてもらうのですが、午後1番の診察でも、午前 中からの診察がずれ込んで、1時に行っても終 わるのは4時過ぎです。 お年寄りが多いので、待合室はそれぞれの病 気自慢や嫁の悪口でワイワイガヤガヤ。 私の前に診察してもらっているお婆さんが、院 長先生に言った言葉に驚きました。 「最近、目ヤニがちょっと出るのですが」。 エ~ッ!そんなことで朝から何時間も並んで・・ 目薬か、近所のすいている眼科に行けばいい のにと思うのですが、やっぱり病院はお年寄り の社交場なのでしょうか。 目の検査はとっても大変です。 眼底の写真を撮る時は、目の直前でフラッシュ をたかれ、一瞬目の前が真っ白になります。 最もつらいのは、目の中に直接レンズを入れ、 強力なライトを当ててのぞかれる時で、まるで 拷問をされているようです。 「目をつぶらないで!」と言われても無理な話。 検査の結果はやはり白内障で、若い人の白内 障は珍しいと言われました(当時40代)。 あと、網膜はく離の跡があると言われ、あの時 の痛みはそれだったのでしょう。 近所の眼科では異常無しといわれたのですが、 一歩間違えば大変なことになっていたかも。 網膜はく離の治療は、レーザー光線で、はく離 した部分を焼きつけるのですが、これが脳にズッ シリと響くような痛さです。 白内障は、しばらく様子を見て、進むようだった ら手術ということになりました。 それから数年後、いよいよその時がきました。 つづく ]]>

大腸検査