いまどきの結婚式

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私の時の結婚披露宴は、本人よりも親のためにやっ たようなもので、取引先や両親の知人、親戚が多数 を占め、すべて父が仕切って段取りを決めました。 ウチの事情はちょっと特殊かもしれませんが、昔は おおむね一般的にもそうだったような気がします。 いまは本人たちだけで決め、親はほとんど介入しない のだとか。今回もすべて自分たちだけでプロデュース したそうです。 最近は仲人を立てないぐらいの話しは知っていました が、何もかもが新しいスタイルで驚きました。 式は、神主さんも牧師さんもいない、親しい参列者だ けで行う人前結婚式というものだそうで、これも初めて の経験でした。 今回の招待客は全部で30人ぐらいで、上司は呼ばず、 会社の同僚と友人がほとんどでした。 最初に新郎が挨拶し、もちろん主賓の挨拶もなし。 キャンドルサービスもなく、新郎が生ビールのサーバー を背負って客に注いで回るという趣向です。 男性の礼装も変わり、昔は黒のダブル(正装はスリー ピースだそうです)に白か銀のネクタイでしたが、今は グレーのスーツにカラフルなネクタイと、ずいぶんおしゃ れになりました。 私の場合、結婚披露宴の招待はどうしても業界関係 が多く、主賓の挨拶が何人もあってみんな長かったり、 固苦しいものが多いです。その上、本人を全然知らな いということもありますから・・・ やはり、招待客の全員が本当に祝福してくれて、本 人たちも楽しんで行われるのが本当の披露宴の姿で しょうね。 さて、私の息子たちの時はどうしたものか。でも、そ の前に相手を探さないと・・・。 今回、二つの文明の利器のお世話になりました。 一つは新幹線で、いまや日帰りで大阪・名古屋の結 婚式に行くのは半ば常識。もう一つは携帯電話です。 朝、あわただしく家を出て電車に乗ったのはいいので すが、家内が招待状を忘れたことに気付きました。 しかも式場の場所を覚えていないと・・・ 仕方がないので恥をしのんで、携帯電話で新郎に場 所を聞きました。もし携帯電話のない時代だったら、 名古屋駅で途方に暮れていたことでしょう。 そういえば、家内との初デートは行き違いで会えませ んでした。もしその時代に携帯電話があれば・・・ ]]>

母の思い出