目的地は何度かテレビで紹介された西山温泉。以前 から一度行ってみたいと思ってました。 旅行前に、DVDに収録した膨大な旅番組(約70枚)の 中から山梨編を見て計画を立てました。 今回は、立ち寄り温泉の「みたまの湯」、日蓮聖人ゆ かりの「身延山」、武田信玄を祭った「武田神社」を巡る ことに。 みたまの湯は、甲府市を見下ろす丘の上にある日帰 り温泉施設で、その景色は抜群です。 テレビでは、同じ山梨の「ほったらかし温泉」の方が有 名になりましたが、施設もほったらかしなので家内は こっちの方が気に入ってます。 中央高速の甲府南ICが一番近いのですが、今回は河 口湖で降りて精進湖湖畔を通る快適なドライブコース。 着いたのはちょうどお昼時で、温泉は空いていました。 お湯は透明感のある茶褐色で、約100万年前の太古 の植物から溶け出した天然有機物が含まれた貴重な 温泉だそうです。天気もよく最高でした。 盗撮と誤解されたら大変。注意しながら撮影 次の目的地は身延山。日蓮聖人が建立した久遠寺 があります。 町外れに大きな三門があり、ほんとはここから参道を 歩いて本堂に向かうのですが、旅番組でレポーター がバテていたので、我々は車で行くことに。こんな時も 旅番組を見直しておくと便利です。 三門 なぜ三門というかは久遠寺のHPで ケーブルカーで山頂に着くと、日蓮聖人が故郷の両親 を思って建てたという奥之院思親閣があります。 険しい山道を9年間登って通ったそうですが、よくぞこ んな山の上に立派なお堂を建てたなという感じでした。 山頂の思親閣 下山すると、今晩の宿のある西山温泉へ。 西山温泉へは、さらに30キロほど山奥に入ります。 途中に小さな集落がいくつかあるだけの山道で、カー ナビがなければ不安になるほど。 1時間ほど走って、やっと川岸のがけっぷちに建つ旅 館に着きました。 昔は湯治場だったそうですが、秘湯といっても、いま では立派な旅館になっています。 部屋のベランダからは、そばを流れる急流と奥深く続 く山々が眺められ、のんびりとして時間を忘れます。 お湯は、いまどきめづらしい全館源泉掛け流しで、部 屋の蛇口から出るお湯も温泉だとか。 1階と4階にある露天風呂の雰囲気と景色は、テレビ で見たとおり最高でした。 ただ、DVDを見て予習をしてくると、料理の内容まで わかってしまい楽しみが半減。これもよしあしです。 1階の露天岩風呂 誰もいないときにパチッ 4階の露天風呂からの絶景 料理は、テレビで見たのと同じ。ある意味良心的です。 山で取れる材料だけにこだわっているそうで、手間と 工夫がなされてました。でも私は鹿と猪料理が苦手。 個人的には、鹿・猪チームが束になってかかっても、 牛・豚チームにかなわないと思っています。 以前、鹿と猪料理が自慢の旅館を予約する時、他の 肉に変えて欲しいと言って怒られました。 帰りに、旅館の裏の源泉の井戸を見せてもらいました が、お湯を出しっぱなしにしても100年は大丈夫ぐら い湯量が豊富なそうです。 こんな山奥で1300年前に開湯し、多くの人が湯治に 訪れたとはすごい! 20メ-ターぐらい吹き上げる温泉の井戸 翌日は、甲府市内の武田神社を参拝。宝物殿に本物 の武田の軍旗が特別展示されていました。 私は、旗に書いてある文字は「風林火山」の4文字だ と思っていましたが、実際は「疾如風、徐如林、侵掠 如火、不動如山」とごっちゃり書いてあったのですね。 でも、「風林火山」の方が断然わかりやすいキャッチ フレーズだと思いますが・・・ 武田神社 帰りは、青梅街道で山越えをして奥多摩に抜け、青 梅から圏央道に乗って中央高速で帰りました。 この道は知る人ぞ知る絶景のドライブコース。いつも は奥多摩から来て甲府に抜けるのですが、空いてい る上に晴れた日は富士山が正面に見えお勧めです。 今回も集めた旅番組が参考になりました。 山梨県再発見の旅でした。 ]]>