手巻き寿司の具に是非とも入れたいイクラですが、売っ ているのは、ちょっとの量で高い!北海道のお土産で 売っているものでも、小さなビンに入って2000円以上。 しかも、そのビンの厚さのぶあついこと。 ウチではこの時期、デパートで生筋子を買ってきて、自 宅で醤油漬けにしています。 今年は生筋子もかなり高いようで、100g600円・ひと 腹1800円ぐらいでした(昨年の1.5倍)。 このぐらい高いと、値段はスーパーで売っているイクラと あまり変わりませんが、売っているのはほとんど塩漬け。 醤油漬けは、出来たてをご飯に乗せて食べると、まるで 生卵をかけたような美味しさです。ひと腹で4人家族で1 週間はイクラ三昧ができ、ひとにあげても喜ばれます。 ちなみに、デパートの北海道展で100g1000円でした。 生筋子 作り方は簡単。デパートでなるべく粒が大きい生筋子を 買ってきます。そのとき、あまり中身がはじけていない方 が、あとで筋を取る時に楽です。 まず、タレを作っておきますが、醤油とお酒1:1にみりん を少々加え、ひと煮立ちさせてから冷やしておきます。 味は好みがあるので適当ですが、少ししょっぱい方が生 臭さはないと思います。 次に、大き目の鍋などにぬるま湯を入れ、大さじ3杯ぐら いの塩を入れてかき混ぜ、生筋子を入れて中でほぐしま す。薄い筋を絞るようにして剥がしますが、そう簡単には 取れません。 あらかたの皮を取ったら、新しい塩入のぬるま湯に入れ 替え、取り残した筋や皮を取りますが、ここでどれだけ 根気よく丁ねいに取るかがよい食感のポイントです。 筋取り担当は私・狂人的に筋をとります ぬるま湯でイクラが少し白っぽくなりますが、味にはまっ たく問題ありません。 その後ざるに移し変え、水道水でぬめりを取り、先ほど のタレを少しかけて、ざるの中でもみ洗いします。 ダンゴが3兄弟ならイクラは1000兄弟? 容器に空けたら、残りのタレをヒタヒタになるまで入れ、 あとは一晩漬けておくだけ。ここでゆずの皮を少し入 れると、生臭さが消え、いい風味になります。 今回は保存分も含め大量に作りました 出来上がってからの食べごろは一週間ほど。日にちが たつと、だんだんタレを吸って皮が硬くなってきます。 初めから食べきれない分を小瓶に別け、冷凍しておけ ば、あとで解凍してほとんど変わらぬ風味で食べられ ます。 後日、デパートで生筋子の3日間限りの特売があると 家内が聞き、数日前からソワソワ。 で、当日デパートの開店と同時に入って並んだそうで すが、20人目ぐらいだったのに売り切れ。「チラシには 40キロ放出と書いてあったのに!」と、悔しがることし きりでした。しかし、ここで諦める家内ではありません。 翌日は、売り場に一番近い入り口に開店前から並び、 ついにゲットできたそうですが、今回は1人5パックと の制限があり、また激怒していました。 しかし安く買えたうれしさで、デパートでお昼とあんみ つまで食べてきて「意味が無い」と私に怒られました。 イクラご飯はつい食が進んでしまいますが、中身はコ レステロールのかたまりと醤油ですから、食べ過ぎに は要注意です。 例年、寒くなるとスモークサーモンを作るのですが、そ の刺身用の鮭も昨年から高くなってきました。 加えて、ある地下街のお店で安くておいしいスモーク サーモンを発見。 今年は自作する気力が失せています。 ]]>