むかしは人生60年といわれ、私が社会人になったときは、50歳で定 年でした。 先日、昭和40年ごろのサザエさんを読み返していたら、腰の曲がった シワシワのおばあさんが出てきて、歳を聞かれると「もう60になりまし た」と答えてたのが印象的でした。それよりも、波平さんが54歳だそう で、6つも年上かと思うとショックです。 誕生会は家族で改めてしてくれるということで、当日はつつましく自宅 で家内の手料理。メニューはスペアリブ。レシピは家内オリジナルで、 子供たちにとってはおふくろの味かもしれません。私はこの歳になって も魚より肉が好きなのですが、還暦祝いに油たっぷりの肉料理という のはさすがにどうかと・・・・ 肉料理にコーラは定番 ダメ押しにバースディケーキ。このケーキで二人分です。 ある日、家内と二人で年金の手続きに行きました。いまは年金機構 というらしいですが、うわさにたがわず立派な建物。都内だけでも33 箇所あるそうですから、全国にある事務所の総建築費はいったい・・・。 年金事務所はいつも混んでいるイメージでしたが、一時の混乱は落 ち着いたのか予想に反してガラガラ。年金の仕組みは複雑でよくわ かりません。でも担当者は、わかるまで丁寧に教えてくれました。 結果は・・・働いている間はもらえないそうです。 新宿事務所 で・でかい・・・ 先週末には、家族で誕生会をしてくれました。毎年恒例の行事で、子 供たちは会費制。足りない分は私が払うのですが、いつもほとんど赤 字です(つまり、自分の誕生日に自分で出資)。まあ、家族全員で集 まることに意義があります 今回は新宿河田町にある「小笠原伯爵亭」でランチ。ここは、旧小倉 藩藩主の小笠原伯の邸宅をそのまま使ったレストランで、建物は昭和 2年に建てられたスペイン式の洋館。東京都の所有物を借りて営業し ているそうで、料理がスペイン料理というのもおしゃれです。 なんとなくスペインの香りが漂ってます むかしの洋館は、日本家屋と違ったおもむき スペイン料理というと、パエリアかサングリアぐらいしかイメージにあり ませんでしたが、フレンチかイタリアンと思わせるぐらい繊細で、彩りも 鮮やか。いままで食べたことのないような味のおいしい料理でした。 料理を抜粋してご紹介 メレンゲを液体窒素で凍らせた前衛的な料理 料理に藤色は珍しい お酒の入ったゼリー。私の致死量ほどは入ってませんでした ワサビの入ったシャーベット。微妙なハーモニー 最後に誕生祝のプレートが このレストランを気に入った次男が、結婚式はここにすると決意。お店 の人に、東京都といつまで契約しているのか訪ねると、来年までと聞 いてガッカリ(まだ相手もいないので)。あとでよく聞くと、また更新する 予定とのことで、とりあえず安心したようです。 プレゼントは、赤いちゃんちゃんこならぬ真っ赤なネクタイ。となりは、友 人の奥様からいただいたポール・スミスの真っ赤なトランクス。 今回、初めて子供たちから手紙をもらいました(家内のさしがねですが)。 アンケート形式で3人3様の内容でしたが、ちょっと感動しました。 ]]>