年末の押し迫った12月26日、会社の忘年会が終わって家でくつろいでいると、 夜の10時過ぎに三男から電話がありました。仕事中に急に右目の視力が落 ち、慶応病院の救急外来に来てるとのこと。 ビックリした家内が、一緒に病院に行ってくれと言います。こういう時、お酒を 飲まない人間は便利です。急いで車で向かいました。 道すがら、可能性を考えたのは網膜剥離。うちの家系は、祖父、叔父、私、 弟と、みな目が悪く、特に私の弟は網膜剥離の手術もしています。 病院に着くと三男は検査を受けてましたが、診断はやはり網膜剥離とのこと。 息子に聞くと、自覚症状はあって、勤め先の近くの眼科に行ったところ、疲れ 目だからしばらくすれば治ると言われたそうです。 翌日、専門の先生の診察を受けましたが、すでに網膜が剥がれ落ち、手術を しても視力は0.1ぐらいにしか戻らないだろうとのことでした。しかも、メガネ で矯正できないのが怖いところです。 早く来ればもっと良くなったのにと言われたそうで、なぜ私に相談しなかった のかと悔やまれます(私も目では相当苦労していますから)。 いつ手術をしても同じと言われたそうですが、正月休みに入ってしまうというこ とで、急に手術をすることになりました。かなり難しい手術だそうで、まれに失 明になることもあると聞き、ちょっと心配です。 私は工場での会議と忘年会があって栃木に行ってましたが、手術が始まった のが4時過ぎ。しかし、付き添った家内から2時間たっても連絡がなく、気が 気ではありません。 結局4時間たった8時に手術が終わったと連絡がありました。目の手術は局 部麻酔なので、周りの話し声とか様子がわかっていやな感じです。私の弟の 目の手術の時に先生が「アッ !」と言ったそうで、その「アッ !」は何だったのか、 後々まで気になったと言ってました。 三男はアレルギーがあるので強い鎮痛剤が使えず、手術中も手術後もかな りの激痛だったそうです。 翌日、会社の帰りに見舞いに寄りましたが、病院の前でビックリ。男女3人の ポーターがいるのです。まるでホテルのようで、さすが慶應病院。でも、病院 の中はかなり古い感じでした。 手術は取り敢えず成功で、当初2~3週間入院といわれてたのが、31日に 退院となりました。いま少しづつ視力は戻っているようですが、どこまで戻る かが問題です。 網膜剥離の前兆は、痛みが無いのでわかりづらいのですが、飛蚊症といって 視界の中にチラチラと蚊が飛んでいるように見えたら要注意です(加齢でも起 きるようですが)。 目の病気は怖いのでご注意ください。 ]]>