救心製薬は、今年で創業100周年だそうです。
最初から脱線しますが、救心の前会長と私の父が親友で、私も現社長と
若い頃から親しくさせてもらってました。
救心と救命丸は同じ丸剤で、成分も製造方法も似ていますが、救心は大人
の薬、救命丸は子供の薬。でも、イメージが似ているせいか、時々間違えら
れることがあります。うちに初めて訪問されたお客さんが、「私も飲んでます
よ」と言われると、あー、また間違ってるなと思います。でも、恥をかかせては
いけないので、どうやって気づいてもらおうかと気を使います。
中には、なかなか気づかない人もいます。むかし、飲み屋の大ママが「私も
飲んでるわよ」というので、「それ救心でしょ?」と言うと、絶対に救命丸だと
言い張ります。「違う」、「そうだ」を繰り返すと、大ママはハンドバックを持って
来させ、瓶を取り出しラベルを見ながら言いました。「ほら!救心」って。
浅田飴の社長を「榮太郎飴さん」って呼んでいたから、それよりマシですが・・・
救心と救命丸では「救」の字しか合ってないですが、世間の認識はそんな
ものなのでしょう。私も、女優のシャーリーズ・セロンとアシュレー・ジャットの
区別がつかず、香川照之さんをずっと市川亀治郎さんと思ってました。女の
子の歌手なんて、5人以上いたらみんなAKB?
話を戻します。
工場見学は、いつものように現地集合ですが、今回私は電車で行くことに。
10時ちょうどのスーパーあずさです。この電車、普通の車両と違い、振り子
電車といって、カーブで車両自体が傾きます。そう、オートバイのライダーの
要領。そのため、カーブの多い中央線でもスピードを出して走れるので、時
間が短縮されました。まあ、乗っていてもそんなにわからないですが。
甲府で普通列車に乗り換え、韮崎駅へ。近くのうなぎ屋さんで、車で来た組
と合流。昼食を済ませてから、いよいよ救心の工場へ。みんな食べ過ぎて、
動きが鈍くなってます。
久々に美味しいうなぎを食べました。
救心の工場は、中央高速の韮崎インターのすぐそばで、離れた所からでも
わかる巨大な建物です。以前は杉並の住宅街に分散してありましたが、ま
さかこんな大きな工場になるとは。総二階建ての建物は、総面積9611㎡
だそうです。
案内された二階の応接室から、まわりを囲む山々が望め、天気のいい日は
富士山も見えるそう。羨ましい環境です。
工場内には、広い見学通路があり、包装工程や製造工程を見せてもらいま
した。丸を作る機械はうちと一緒ですが、その前後の工程が違います。
工場見学が終わり、帰り際に、救心製薬の商品と、救心の文字が入った
どら焼きのお土産をもらいました。これはいいアイデア。
その後、救心の社長も一緒に、笛吹川にあるフルーツ公園内にあるホテル
へ移動しました。南欧風な建物ですが、夕飯は和食。フルーツは1個も出
ませんでした。
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