その内容は、27年前に息子さんを妊娠されたとき、当社のアンケートに
応募され、抽選で当たった景品の掛け時計をいまでも愛用されているとい
うものでした。
27年間故障もせず、電池の交換だけで動いているとのことで、いまは高
校生のお嬢さんの部屋にあるそうです。その話をお嬢さんにしたら、自分
の誕生よりも長く動いていることに驚かれたとか。27年間、時計がお子さま
の成長を見守っていたかと思うと、感無量ですね。
ちなみに、息子さんもお嬢さんも救命丸で元気に育ったそうです。
27年前というと、まだ私が常務だったころのこと。当時企画を担当してい
たのですが、どんな時計だったか忘れてしまいました。
返事のメールをお送りすると、その時計の写真を送っていただきました。
うーん、そういえば、確かにこんなのを作った覚えがあります。
でも、残念ながら、うちには残っていません。史料館の中にもないはず
…と思っていたら、工場の作業場の壁の上の方にかかっているのを
発見しました。27年間、われわれのことも見守ってくれていたんですね。
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