千夜一夜物語 その四夜目

公開日: 

kuukounai016.JPG 外に出ると遠くにもやがかかっているような感じ。これが悪 名高きPM2.5か。でも北京ではもっと凄くて、ひどいときは 視界は100mぐらいしかないとか。 shi026 (1).JPG 市内のホテルまでは車で40分ほどですが、住宅やビルが 切れ目なく立ち並び東京よりも広いかも。 屋根がヨーロッパでもなくアジアでもなく独特です。 shi026 (2).JPG こっちはすべての車の運転が乱暴で、ドライブは絶叫 マシンさながら。しかも助手席に座らされ(中国では主 賓は助手席に乗るそう)なので、恐怖はかぶり付きです。 駐車場から出るのも我先で、ちょっとした隙間があると グイグイ入っていきます。高速道路はウインカーを出す 習慣がないのかと思うぐらいに右往左往。ウインカーを 出すときは絶対入るぞという決意で、クラクションを鳴 らされようが詰められようが突っ込んで行きます。 中国のドライブレコーダーの事故の映像がよく流れます がわかる気がする。 え~?どうゆう状況? hanntai032.JPG 街中がまたすごい。ダウンタウンでは赤信号でも人は渡っ てくる、バイクは走ってくる、車は横から割り込んでく る、反対車線を走ってる車さえあってビックリです。 一方通行を走ってくと反対側からバイクが突進。足を突 っ張ったままでグッタリです。私も50年近く毎日運転し てますが、中国で運転は絶対無理。 クラクションの音は昼も夜も街中に鳴り響いてました。 命からがらホテルに着くと、現地の代理店の社長が待っ てました。挨拶もそこそこに打合せすると、またアリババ から変更があったとのことです。 会場にうちのブースを造り、そこから私がライブで商品 説明をするのだそう。え~、聞いてないよー。 お茶は急須を使わない独特な飲み方。 葉っぱが沈むまで待つのです。 ocha038.JPG またあの悪夢が・・・。でも、今度は中国出身の代理店 社長が通訳するので、彼の方が憂鬱そうでした。 時間は10分とのことで通訳分を引いても5分。けっこう 長いです。 ホテルは日本の企業と合弁で建てたそうで、日本人のマネー ジャーがいました。リーズナブルな料金にしては、部屋 にスリッパ、アメニティ、ウォシュレットが完備し外国 のホテルでは珍しい細やかさ(日本ではビジネスホテル でさえ標準装備ですが)。 この風呂桶が浅くて、お湯を満杯にしてもお腹が出ちゃう。 furooke078.JPG 夕方から近くの景勝地の西湖へ歩いて行きました。日曜 だからか凄い人。銀座の歩行者天国どころじゃありません。 saioko049 (2).JPG 街の一角にグッチやシャネル、エルメスなど、ヨーロッパ の名だたるブランド店が並び、ここが共産国だというのを 忘れます。 gucch045.JPG 西湖の湖畔に行くと、もう暗くなるのに人・人・人でいっ ぱい。日本でいうと皇居の夜桜見物のようです。 車がバンバン通る車道を横断するのに信号がない。怖~い。 西湖。レストラン付きの遊覧船が人気らしいです。 saioko049 (1).JPG 地面に金属の文字が。暗くなったらあぶなーい。 moji048.JPG 近くの有名な中華料理店に行くとなんと70組待ちだそう。 こんなところもスケールが大きい。諦めてタクシーで中 心街から離れたら店に行くと、ここも外と中で待ってる 沢山の人が。日本の人気の回転寿司より凄い人です。 中国では、お客がお腹がいっぱいになって料理を残す までもてなすというのが風習と聞いてます。食べきれな いほど沢山の料理が出ました。 日本の豆腐にそっくり。 ebi072 (2).JPG どう見てもエビですが、取り敢えず聞いた方が無難。 ebi072 (1).JPG 食事中にアリババから何度もメールが来て、明日の予定 が刻々と変わっていきました。 食事が終わり部屋に帰りましたが、ゆっくりする間もな く明日の台本作り。コピーがないので通訳する彼の分も 書きました。 朝食は最上階の円形のレストランで、きのうの西湖や街 が一望できます。料理は和洋中となかなかの品揃えで、 日本のホテルよりすごい。 食事が終わり、いよいよアリババの本社へ。 (千夜まではありませんのでご心配なく) ]]>

千夜一夜物語 その三夜目