千夜一夜物語 その五夜目

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aribaba095.JPG ゲストの駐車場に停め、ゲート前の受付で予約ナンバーを 入れると、人数分の入場券が出てきました。 セキュリティを通って入ると、その広さに圧倒されました。 向こう側が見えない構内 kounai103.JPG 敷地の中には6つの建物があるそうですが、一つが池袋の 西武デパートぐらいあります(高さは4階建てぐらいですが)。 honnsha096.JPG 独身の日までのカウントダウン kaunnto101.JPG 会場受付に行くと担当者の若い女性が来ました。部長によ ると、きょうのセキュリティーは甘々でVIP待遇だそう。 前回はずっと監視付だったそうです。 この入場証がVIPの証しみたい。 nyuujouDSC_0576.JPG 最初に30分ほど商談する予定でしたが、また変更になって いきなりリハーサルに入るとのこと。 中継会場の入り口に大きなサインボードがありました。 momo148 (2).JPG スタジオの中に入ると5つのブースが出来ていて、うちの 商品はベビーコーナーに。きょう生中継するのは世界各国 の13社で、日本からはうちだけだそうです。 右半分がうちのブース、左側はフランスの企業。国際的です。 axtuu139.JPG 前回の東京からのライブより倍以上のスタッフがいて、忙 しく中継準備をしています。ここでやるの!!! セリフを考えてると、ディレクターに呼ばれ、セリフと出 番の指示を受けました。え~、考えてきたのと全然違う! しかも、いかにセール中の値段が安いか言ってくれと。 そんなの急に言われたって、現場のニュースキャスター じゃないんだから・・・ 男女二人の司会が各社にインタビューする形で始まりまし た。フランス・韓国・台湾・メキシコ?など、いろいろな 国の会社の商品が紹介され、いよいよ我々の番が近づきま した。私はもう度胸を決めましたが、通訳する代理店の社 長の方がカチカチ。 この二人が司会。 inntabyu113.JPG 別のブースの撮影風景。まさにテレビ番組のようです。 satuei111.JPG ディレクターの合図で登場し、二人の質問を受けてあっと いう間にインタビューは終わりました。頼まれたセール価 格もちゃんと入れて。 終わった後、独身の日の成功を祈願して文字に墨を入れま した。日本のだるまに目を入れるようなものですね。 sumi110.JPG そのあと、ベビー部門の部長とスタッフと一緒に昼食に誘 われましたが、社内食堂まで1キロ近く歩きました。 途中に大きな池のある公園があり、敷地の広さが半端じゃ ないことがわかります。構内を移動する電気自動車や自由 に使える自転車がありますが、セグウェイに乗る社員もい て最先端の会社らしい。 kouen131.JPG 社内食堂といっても、いろいろな中華が盛りだくさん。 chuuka120.JPG アリババの社員は朝9時から夜の12時まで働くそうで、構 内に泊まる施設以外は全部揃っているとか。どこかの広告 代理店みたいですが労働基準局はないのかな。 社員は仕事中でもネットで買い物をするのはOKで、品物も 会社に届くそう。これはアリババだけではなく他の会社で もそうなんだそうで、なぜなら仕事で家にいないからだと。 高度成長期の日本のようですね。 1時間半の長い昼食が終わり、今度はレセプションが始ま ります。会場の入り口前に設置したサインボードの前で、 各社のスタッフに一言づつコメントを撮ってました。うち は私と部長のコンビで。今度は部長が緊張してNG3回。 レセプション会場はちょっとした劇場なみの広さ。席に案内 されると、最前列に私の名前がありました。 正面の巨大なスクリーンにアリババのプロモーションビデオ が流れ、両端には日本を始め、カナダ、ドイツ、イギリスなど、 16ヵ国の国旗が立ってます。このレセプションに呼ばれた企 業は30社。日本からはうちを入れて3社でした。 hata140.JPG 隣の席はロバートデニーロみたいな外人 。英語で話しかけ られましたが、なんとなくのニュアンスで、イエス、イエス、 サンキューで通しました。彼はあとでイギリスのワインの プロモーションをしてましたがイギリスのワインって美味 しいの? レセプションが始まり、今回の独身の日に向けての各社の 製品紹介や社員たちのコメントのVが流れました。マドンナ がコメントを出していたのにはビックリです。 うちの商品も紹介されました。 momo148 (1).JPG 本社で撮ったVも。 chika152.JPG 次にアリババの役員や責任者が流暢な英語で挨拶。一日の 売上が12億円とか言ってましたが、電卓で365掛けたら表示 不能に。 続いてメーカーの代表6社がプレゼン。日本からは健康器 具の会社社長が出て、内容的にもビジュアル的にも一番で した。 最後に一社づつ壇上に呼ばれ、並んでワインで乾杯。 う〰ん、これはイギリスのワインかな。 さて、私はどこにいるでしょう。 NARABI166.JPG レセプションが終わりこれでお仕舞いかと思ったら、代表 者だけにアリババのミュージアムを見せてくれるとのこと。 案内によると、G20のときにも各国の経済人に公開した・・ と言ってたようです(英語だったので)。 展示物は、15年前に立ち上げたときのメンバーの写真や、 当時のカメラ、パソコンなどから、一日の注文数などが リアルタイムでわかるコーナー、これからどう変わるのか など、かなり見ごたえのあるミュージアムでした。 創業当時のメンバー。 四角いボードを持っているのが創業者。 sougyou173 (1).JPG 何だかわからないけど凄いんでしょう。 myu-ji178.JPG 例の謎のマスコットがありました。こっちは豪華版。 masukoxtuto.jpg 最後に20メーターほどの長さの壁画があり、古代中国の絵 が描かれてました。 kabe.jpg その中に世界の名経営者が描かれていましたが、説明が聞 こえなくてどれが誰だか。アリババの創業者はこの人らしい。 shacho191.JPG なぜか松下幸之助氏だけは名前入りでしたが、場所が一番 上で見えないよー。 matushita195.JPG 帰りに衝撃的な場面に遭遇。寒いうえに雨が降ってるのに、 トラックの荷台に作業員が。中国のもう一つの側面を見た気 がしました。 sougyou173 (2).JPG というわけで、アリババ一色の半月でした。 まだ始まったばかりなので結果が出るのは先ですが、いろん な経験が出来、いろんな人に出会えた半月でした。 救命丸の処方は中国から伝わり、その中国を相手に商売が 出来るというのも感無量。これも長い歴史があったおかげ であり、守り続けたかいがありました。 ]]>

千夜一夜物語 その四夜目