お茶のこだわり 私が社会人になるまで、急須のお茶葉は継ぎ足して飲 むものだとばかり思ってました。当時は2世帯が一緒に 生活していて、祖母がいつもそうしていたからです。 だから夕方になると急須はお茶葉でいっぱいに。 社会人になって、会社の女子社員がお茶を入れるたび にお茶葉を捨ててるのを見てビックリしました。ほんと はそうして飲むものなんだとカルチャーショック。そして 美味しさが違うことも発見。 家内のお婆ちゃんも同じだったそうで、昔の人は節約ぐ せが取れなかったんでしょう。知らないってスゴーイ。 祖母のお茶にまつわるもう一つのエピソードが。 私が学生時代、4人の友人が遊びに来たとき祖母が紅 茶を入れてくれました。でもなんだか薄い。後で聞いた ら、1つのティーバックで5杯煎れたというのです。別に 倹約家でも何でもないのに、お茶に対しては容赦なし。 その後尾ひれが付いて、1つで10杯煎れたとかティー バックは絶対濡らさないとか祖母の伝説となりました。 東京半周 都内に住んでいなくても、いまなら池袋から新宿に行く のに山手線に乗るぐらいはわかるでしょう。 むかし、地方から出てきた知り合いが 「池袋から新宿 に行くのにとっても時間がかかった。」と言ってました。 山手線で行けば10分なのにそんなはずは・・・ よく聞いたら山手線で行くのを知らず、地下鉄丸ノ内線 で行ったのです。そりゃ C の文字に沿って行くような ものだからもの凄い遠回り。確かに40分はかかります。 その話を、結婚前、当時千葉に住んでいた家内に話す と、オチを言う前に「そんなにかかるんだー」と納得し てました。知らないって疲れる。 カプセルは容器? その人は、薬のカプセルを容器だと思ってて、開けて 中身だけ飲んでまたお医者さんに持っていきました。 知らないって危ない!です。 公然猥褻罪? 秋田の乳頭温泉に初めて行ったときのこと。 内風呂の脱衣所で服を脱いでると、隣の二人の会話が が聞こえて来ました。一人が連れに「ここの露天風呂は 離れてるので、ここで服を脱いで行くんですよ」と。 二人は裸になり、手ぬぐい一つで外に出て行きました。 私も何の疑いもなく続いて外へ。すると、そこはただの 道、普通に人が歩いてます。えーっ!でも行くしかない。 急いで露天風呂へ直行しました。 露天風呂は、テレビでよく見る乳白色の広い浴槽。 するとそこには専用の脱衣所があるじゃないですか。 再び「えーっ!」。私はどこを通って来たのか? わかったら恥ずかしくて同じ道を帰れません。ほんとに 「知らないってスゴーイ」ですが、いつまでもそこにいら れないし・・・意を決し、手ぬぐいを腰に巻き外に飛出 しました。まるでドッキリカメラです。 タバスコ ≠ ケチャップ まだピザが珍しかったころ、友人と一緒に専門店に食べ に行きました。その友人は世間知らずで、ピーマンを キュウリだと思ってました。当然タバスコも知らず、何 だと聞くのでケチャップのようなものだと言いました。 すると彼は、止める間も無く鬼のようにジャブジャブと かけだしました。彼が2・3滴かけて「からーい」とい う反応を見て笑うつもりだったのに・・・もうスゴイこ とになって食べれません。それを見ていた親切な店員さ んが、新しいピザと交換してくれました。 知らないって迷惑です。 ポケベルに伝言 携帯がまだ普及する前、連絡手段にポケベルがあり ました。電話をして、かけて欲しい番号を入力すると ポケベルに表示されるのです。 私が初めて持ったときのこと。家に帰ると家内が、 メッセージ聞いた?と言いました。メッセージ?なに それ? 聞くと、家内が指定番号に電話したら「メッセージを どうぞ」という音声が流れたので、用件を言ったのだ そう。知らないってスゴーイ。 いまでは留守電なんてあたりまえ。一昔前の笑い話です。 ]]>