70の手習い 操縦編

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定年後、趣味を持とうと音楽を始める人はいますが、70歳を過ぎて
ユンボの操縦を始めた人はそうはいないでしょう。外車を持って
いる友人はいますが、さすがにユンボを持ってる人もいないです。
「新しいおもちゃ」と揶揄する友人がいましたが、これは仕事です
から!楽しいけど。

 

10日後、トラックに載せられてユンボが到着。大きな音をたてて降
りてきました。
初めて運転台に乗り、ざっとレバー操作の説明を聞きましたが、実
際に動かしてみるとYouTubeで習ったことなんてまったく思い出せ
ません。周りで見られているとよけいにダメ。

みんな帰ったあと、一人でしばらくやってみました。
レバーの左右がアームの上下で、レバーの上下が左右の旋回だから
ややこしい(慣れるとこれがいいらしいです)。アームを上げようと
して左旋回しちゃうのはしょっちゅうです。

さらにややこしいのは運転台が360度回転するので、どっちが前だ
かわからなくなること。前進のつもりでレバーを引くとバックして・・・
正に前後不覚。じっさい自分で掘ったに落ちた人もいたらしく、老
人の逆走よりもやっちゃいそうです。

 

バケットでやっと穴が掘れるようになった頃、オプションの巨大
ハサミが届きました。一人じゃびくともしない重さなので、交換
するのも大変。掃除機のアタッチメント交換のようにはいきません。

ハサミに交換すると、いっきに利用幅が広がりました。
草刈りにジャマなのが、俗にいうこの「龍の髭」。鳥がタネを運
ぶらしく、そこら中に生えてます。

刈払機の回転刃では切れないし根っこが深くて掘り出すのも大変。
でも、このユンボのハサミでつかんで引っ張れば簡単に引っこ抜け
ました。穴が空いてデコボコした地面は、この排土板で均すことが
出来ます。これは、もともと作業するときに下げて車体を安定させ
るもの。

そして、今回の最大の目的の、枝の山を崩すことにチャレンジ。
太い枝を一気にまとめてハサミで挟み、どかすことが出来ます。
大きな木の根だって楽々。でも、穴のある所まで自走して運ぶの
は非効率です。

正月休みは特訓です。
今度は2トンダンプが欲しくなりました。

 

今年は今日で終わりです。
今年もご愛読いただきましてありがとうございました。
来年の開始は1月6日ごろを予定しています。

 

 

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