スープが冷めない距離にいる孫

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孫たちが少しづつ成長してきました。

 

隣に住む長男の子供たちは公文に行ってますが、ママも働いているの
で宿題をやらせるのが大変。ずっとそばで見ているわけにいかないし、
そばに妹がいると気が散って遊びだし、なかなか終わりません。
そこで私がひと肌脱ぎお兄ちゃんの宿題をやらせることになりました。
妻はというと、3人の子供に勉強を教え、2匹の犬をしつけ、認知症
になった私の母に算数と国語を教えたので、もう勘弁して欲しいと。

 

勉強嫌いだった私が孫に勉強を教えるとは・・・まあ、一桁の足算な
らまだ大丈夫でしょう。
難しい問題ではないから、褒めたり励ましたりしてやる気になれば
ぐ終わります。終わった後は、ご褒美にお菓子をあげ、テレビでYou
Tubeのアニメを見て帰ります。

 

何回か一緒にやると、「これから勉強はジージとやる」と言ってました。
うん、うん、いいぞ。そう言ってもらえれば嬉しいもの。
そして終わったらYou Tube見るんだ」。なーんだ、そっちか!
そのうち妹も「ジージとお勉強するの」と言い出し、勉強道具を持
て来ちゃいました。だけど、勉強といっても遊びのようだし、第一声
がデカい。これじゃ元のもくあみです。仕方なく、妹は妻が見ることに。

 

お兄ちゃんと久しぶりにお風呂に一緒に入ることになりました。
ママが妹に「〇〇ちゃんも一緒に入る?」と無茶振り。でも、妹はママ
と入ると。よかった!女の子の扱いは不慣れだし、泣き出したら始末に
負えません(泣き声もデカい)。

 

お兄ちゃんと湯船で遊んでいると、突然そこに素っ裸の妹が。ママと入
っていたら、「やっぱりジージと入る」と飛び出し、自分で着替えを持
って行ってしまったのだと。嬉しいやら、困ったやら。

 

それからが大変。妻を呼んで身体を洗うのを手伝ってもらい、二人が出
らもうグッタリ。勉強はまだいいけど、お風呂は体力勝負です。

 

ある日、日曜の午前中だけお兄ちゃんを預かることに。
どこに連れて行くか悩み、羽田に行って飛行機を見せようということに。
お昼も食べさせて帰るということになりました。

 

前の日まで楽しみにしていたようですが、当日の朝は浮かない顔。
車の中で何を言っても返事せず、「お昼何食べる?」と聞いても「食べ
たくない、ママと食べる」といつもと違う反応。ママと食べるって??

 

妻が言うには、今朝パパが、帰って来たらサンシャインにあるポケモン
センターに連れて行くと言ったらしく、それで気がそぞろなのではと。
なんだそれ!
私も大人げなく、「じゃあ、帰ろうか?」というとちょっと驚いて、
飛行機は見たいと言いました。

 

気を取り直し、羽田の駐車場に停めて展望デッキへ。複雑な経路で
やっと着きましたが、目の前の一方向しか見えない場所。そんなに頻繁
に離着陸がないのですぐに飽きました。

 

サンシャイン前で待ち合わせることになり、お昼を食べる時間もなく、
おもちゃ売り場へ。飛行機のおもちゃが欲しいのかと思いきや、トミカ
のスーパーカーをさんざん悩んで(約30分)選びました。なんだかなあ。

 

帰り、首都高が少し混んでいて「まだ着かないの?」「まだ着かないの?」
を連発。私もだんだん不機嫌に。
サンシャイン前でママを見つけるとニッコニコです。
車を降りるとき「ジージありがとう」の一言で、機嫌も治りました。

 

隣に住んでいると大変なこともありますが、なかなか孫に会えない人の
話を聞くと幸せなのかなと思います。

慎重になって気づくこと