先日、姉夫婦と北陸旅行に行って、お寿司を食べてきました。
金沢は回転寿司も美味しいですが、せっかくなので回らないお寿司屋
さんへ。さすがにネタがりっぱ、お値段もりっぱでした。
日本人はお寿司が大好き。テレビで、路線バスを降り寿司店を探す番組
がありますが、どんな山の中にも寿司店はあります(多少の演出はあるかも)。
全国の都道府県で寿司店の数が一番多いのは、なんと海なし県の山梨県。
栃木県も海なしながら13位でした。ちなみに、あのかっぱ寿司チェーン
の発祥は、海なしの長野県だそうです。
日本人だけでなく寿司は海外でも人気ですが、中には生魚が苦手な人も。
以前寿司店で、外国の旅行客に店員さんが「苦手な食材は?」と聞くと
「ナマザカナ」と答えたので可笑しくなりました。
何を食べに来たのかな?
むかし、寿司は高いというのが定説で、料金も不明瞭というイメージ
がありました。ずっと前にテレビ番組の実験で、女性二人、アベック、
若い女性とおじさんが、別々に同じ店を訪れ、同じ握りを注文。
すると、3組ともお勘定がバラバラで、女性二人が一番安く、若い女性
とおじさんが一番高かったことがありました(これも演出?)。
結婚したてのころ、自宅のそばに寿司屋さんが出来、料金もそう高く
なかったので、給料が出ると現金を握りしめて食べに行きました。
顔見知りになれば怖くないのですが・・・
富山に住む会社経営の知人が、得意先を東京の有名な寿司屋に連れて
いき、富山の料金のつもりでいたら、あまりの高さにビックリ。
しかもカードが使えず、恥を忍んでお客さんにお金を借りたと言う話を
聞きました。
あるドクターが、有名寿司店の主人の手術をしたときの話。とても感謝
され、今度お友達と食べに来てくださいといわれたそう。この世界では
お礼してくれるのはよくあることなので、ご馳走してれると思って仲間
のドクターを誘って行ったそうです。すると、タダどころか桁違いの
お勘定で、仕方なく割り勘にしてもらって払ったそうです。
祖母はお寿司が大好きでした。若いころ大病をして医師がサジを投げ、
なんでも好きな物を食べなさいと言われたそうです。そこでお寿司を食
べると、みるみる元気になって、まるでポパイです。
ときどきお寿司の出前を取ってくれましたが、ひ孫びいきだった祖母に
「〇〇がお寿司食べたいってさ」と言って息子をダシに使いました。
株で儲かると、親しくなった近所のお寿司屋さんに頼み、家に来て握っ
てもらうこともありました(祖母は足が悪かったので)。ケースまで持っ
て来て本格的。定額で量が多くて食べきれないので、兄弟や友達まで呼
び、満腹になると交代して食べ続け、まるで寿司の満漢全席でした。
その祖母が、三崎の有名な寿司屋に行きたいとずっと言ってました。
当時は身障者の設備もなく、足が悪いから移動が大変なのですが、おまる
を積んで行くことに。
やっとお店に着いて中に入ると、壁には総理経験者の写真が貼ってあり、
期待も膨らみます。意気込んで祖母が板前さんに「ここら辺のネタは?」
と聞くと、「ほとんど築地から仕入れてます」と。
祖母はガッカリしてました。
10年ぐらい前、紀伊半島に行ったとき、お昼を海沿いの回転寿司で食べ
ることに。さぞ新鮮で美味しいことでしょう。
ところが、お店に入ると、みんなお寿司ではなくうどんを食べてます。
いつもお寿司を食べてて飽きたのか?
理由はお寿司を食べてわかりました。美味しくない!
その日の宿の夕飯は、海鮮ならぬすき焼きでした。WHY?
あとでマッサージの人に聞くと、ここら辺は魚が採れず、大阪から運
ばれてくるのだとか。それにしても海辺ですき焼き・・・
つづく