人違い

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最近、マスクをしているせいもありますが、よく人違いをしたり
されたりします。

 

先日、近所の家の前を車で通ったとき、女性が数人立話をしてま
した。妻はその中の一人が長男の嫁だと言って、大声で名前を呼
んで手を振りました。私は違うんじゃないかと思ったけど・・・
案の定、家に帰ると隣の家に嫁はいました。
さぞ変なオバサンだと思ったことでしょう。

 

業界の展示会に行ったとき、見覚えのない人に挨拶され、「いま、
どこの会社にいるんですか?」と聞かれました。どこにいるって
言われても・・・ ワザと「まだここにいますよ」とうちのブース
を指すと、間違いに気付いたか「それじゃまた」と行っちゃいま
した。誰と間違ったんだろう。

 

マスクをしていなくても人違いはあります。
ずっと前に違う展示会で立ってたとき、後ろから肩を叩かれ「久し
ぶりです」と言われました。振り向くと人違いと気付き、すいま
せんと低姿勢。そのあとで謝りにきて、試供品を沢山くれました。

 

私も間違ったことがあります。むかし犬の散歩をしてるとき、向こ
うから次男が歩いてきました。からかってやろうと、犬のウンチが
入ってる袋を前にポーンと投げました。そして近づいたら全然別人。
変なこと言わないでよかった!

 

妻と地下街で道を探していたとき、二人の意見が別れました。
妻は超人的な方向音痴。ちょうどそのとき、壁に付近の地図があっ
たので「いまここだから、ここを曲がってこう行けばいいんだろ!」
とドヤ顔で説明。ふと横を見ると、立っていたのは知らない女の人
でした。

 

私の父もやらかしました。
携帯電話がなかった学生時代、夜、私の帰りが遅いとき、友人が
自宅に電話したら父が出たそうです。友人が「あのー、僕ね・・」
と言いかけると、父に「どこに行ってるんだ!早く帰ってこい!」
と怒こられたそう。あとで「宇津のお父さん怖いね」としみじみ言
ってましたが。

 

究極の人違いは
7~8年前、姉を連れて3人で熱海の旅館に泊まったときのこと。
夕食は部屋で食べましたが、姉がビールをフロントに電話して頼む
と「そこの冷蔵庫に入ってるだろ。」と信じられない返事が。
忙しくて仲居さんと間違ったのでしょう。そのときは文句も言わな
かったのですが、次に姉が電話で熱燗を頼むと、またしても「忙し
いんだから取りに来い。」と。まるでドリフのコントです。

 

さすがに姉が「客なんですけど」というと、数分後にマネージャー
が飛んできて平謝り。飲み物はすべてタダになり、酒飲みの姉は
大喜びでした。帰りにお詫びにとカップのセットをくれましたが、
どう見ても何かで配った残り物でした。

 

旅館つながりで名前の勘違いもありました。
叔母と3人で鬼怒川温泉に行ったとき、叔母とは旅館で待ち合わせ
ることにしました。先に旅館に着いた叔母が部屋に案内され、くつ
ろいでいると、突然見知らぬ二人が入ってきて、叔母はビックリ。
相手もビックリ。

 

その真相は、偶然同じ宇津という名字のご夫婦が泊まりに来ていた
のです。過去、宇津という名字の人に会ったのは1~2回しかない
ので、あまりにも偶然でした。
旅館の方からお詫びとして、冷蔵庫の中の飲み物をお好きだけどうぞ
と言われました。中にはたっぷり飲み物が入ってましたが、今回は
3人ともお酒を飲まないので、飲んだのはウーロン茶だけでした。

12年前の記憶