実家のリフォーム

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ブログで何度も書きましたが、実家は築50年以上で隙間だらけ。
断熱材も入ってなく、冬は寒く夏は暑い住み心地の悪い家でした。
しかも居間の真ん中に掘りごたつがあって、レイアウトを変えること
も出来ません。それに底が深く、足が届かないので太ももが痛くなり
ます。冬も夏もそこに足を入れて座る生活で、冬は暖かくていいです
が、一度座ると立ち上がるのが面倒だし、腰が痛くなります。

昨年、近くの叔母の家をリフォームしたのですが、ガラッと雰囲気が
変わり、住心地も快適になったとのこと。
これから実家で過ごす時間も増えるし、建物自体はまだしっかりして
いるので、うちも思い切ってリフォームすることにしました。

 

最初は、二間続きの和室と廊下の古い木枠のガラス戸をサッシに替え、
掘りごたつをやめてフローリングにする話から始まりました。

叔母の家のリフォームの仕上がりを見て、同じ大工さんに頼むことに。
その大工さんの提案で、2つの和室と廊下の壁と柱を全部取り去り、
大きな一つの洋間にすることにしました。あわせて天井もなくし、高
さのある部屋にすることに。

 

妻は、日本建築の木枠のガラス戸と雪見障子(ガラス窓の付いた障子で
一部がスライドして外が見える)を残し、その外にサッシを付けたいと
言い張りましたが、それではいままでと雰囲気が変わらず、窓の開け
締めも面倒になるということで諦めさせました。

造り付けの大きな仏壇と神棚はさすがに無くすわけにいかないので、
ちょっと変わった洋間になります。お盆のときにご先祖様の掛け軸を掛
けていた壁も無くなるので、お寺さんが来たらビックリするでしょう。

 

始めは床の畳を外すことから。ビックリしたのは、畳の下の板の間に
大きな穴が沢山開いていたこと。たぶん、フシが抜けて落ちたので
しょうが、板の下は地面ですから寒かったのは当たり前。真冬は零下
15度ぐらいになるのに、我ながらよく我慢してきたものです。

その寒さの経験から、床暖房を入れることに。いまはシート状になっ
ていて、値段もだいぶ安くなってきました。床はフローリングをやめ、
床暖房を切っても暖かさが残るコルクにしました。

天井を壊すと、何やら不思議な物が。これは棟上げのとき、大工さん
が天井裏に置く、家を守るお守りだそうです。

腕のいい大工さんというのはわかってますが、何しろ親子二人でやって
いる上、他に2軒手掛けてるそうなので、とにかく時間がかかります。
3月初めにに始まり、現時点ではまだ未完成。ちょっとした家ならもう
建っているでしょう。その間、実家に行ったときは6畳一間で荷物と
一緒に生活し、食事は台所です。

 

障子とガラス戸の木枠が無くなったので、庭がよく見えるようになり
ました。

これで老後も(もう老後ですが)なんとか快適に過ごせそうです。
初夏の出来事