しもつかれ

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前回、初午の時に食べる北関東の郷土料理に「しもつかれ」という
のがあるとお話ししました。

 

名前の由来は、下野(しもつけ)からきたという説と、酢むつかりから
きたという説がありますが、「すみつかれ」「しみつかれ」「すむ
つかり」などの別名もあるようです。

 

そのレシピは、正月に食べた塩引きの鮭の頭、節分に撒いた豆の残
りの大豆を使い、鬼おろしですった大根と人参、油揚げ、野菜、大豆、
酒粕などを入れて煮込んだ料理です。




各家庭で作り方や味も様々なようで、沢山の家(具体的に7軒とする説も)
のしもつかれを食べると病気にならないと言われ、近所で交換して
食べる風習もあったそうです。

 

地元のスーパーなんかにもお惣菜として売っています。

 

私の母も栃木県の出身ですが、「しもつかれはまずくて嫌い」とずっ
と言っていました。うちで作ったこともなく、「まずい食べ物」と
して刷り込まれていたので、この歳になるまで一度も食べたことが
ありませんでした。

 

先日の初午の行事をやった日に、地元の社員が家で作ったしもつかれ
を持って来てくれました。
見た目は・・・ですが、味は意外に美味しくてビックリ。むかし母
の実家ではどんなしもつかれを作っていたのでしょうか。

 

ちなみに、栃木県人はサメも食べます。フカヒレではなくサメの肉です。
海の無い栃木県ではむかし新鮮な魚が食べられませんでしたが、サメ
肉はアンモニアによって日持ちするのでよく食べていたようで、その
習慣がいまでも残っています。
どちらも栃木県や北関東だけの習慣のようですから面白いです。

 

でも、史料館を見学に来る小学生に聞くと知らない子も多く、そんな
風習も徐々に失くなっていくのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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