メンバーは各地に分散しているので、毎年持ち回りで幹事になり、場所を決めてます。 今年の幹事は長野県在住のS 君。場所は小布施のそばの松川温泉でした。 最近は、もっぱら移動に新幹線を利用しています。渋滞に関係なく時間が確実。それ にやっぱり楽だから。 札幌・郡山・藤沢・東京組みが東京駅で集合。テレビで、駅ナカに150種類のお弁当 を置いてる店が出来たとやっていたので、そこに行ってみることに。昼前だったので、 前に進めないほどのすごい人。全国の美味しそうなお弁当がずらりと並び、牛肉弁当 だけでも、十数種類。散々迷ったあげく、結局買ったのは平凡なすき焼き弁当でした。 弁当選びに20分。これも楽しい時間でした。 それぞれが買ったお弁当 待ち合わせの佐久平まで、1時間15分。お弁当食べてウトウトする間もなく到着です。 ここで幹事のS君と合流、彼の車で目的地へ。今回はレンタカーを借りなかったので、 1台に5人はちょっとキツイ。山田温泉は、あまり知られてないようですが、小布施から 滋賀高原へ行く途中の山奥にあります。 途中、紅葉が綺麗という、松代の清水寺(せいすいじ) に寄りました。 開山1200年を誇る古いお寺で、重要文化財の仏像もあるようですが、なぜか社務所 に人がいない。中の見学はできませんでしたが、境内にある色とりどりのモミジが 綺麗でした。 そばにあった、りんご畑が長野らしい。 そこから30分ほどで山田温泉に到着。実は、二週間ほど前にテレビの旅番組で、偶 然にも山田温泉をやっていました。近くに「滝の湯」という混浴の露天風呂があり、とて も景観がよさそうなので行ってみることに。もちろん、やましい気持ちなどミジンもあり ません。ところが、行ってみると沢山の車。その上、雨が降ってきたので、露天風呂は 断念しました。 景観が・・・残念!! 今夜の宿は、創業から200年の老舗。テレビで紹介してたので、初めて行くのに、なん でも知ってます。女将・若女将の顔だって。 崖っぷちに建ってるので、渓谷の景色がすばらしい。でも紅葉は終わりかけてました。 温泉は掛け流し。硫黄の香りのする、温泉らしい温泉です。露天風呂からの景観も なかなかでした。紅葉が終わっていて残念です。 食事は食事所で。畳の部屋に椅子とテーブルで、腰の悪い老人たちに好評でした。 料理は、テレビで見たのと全く一緒で好感が持てます。ココら辺は松茸の本場ですが、 地元情報から今年は不作ということで、あえて違うメニューを選んで正解です。 今回も、私以外の酒飲みの本領発揮。食事中に5人でビール5本とお銚子13本。さら に部屋で、ビール6本、日本酒7合、焼酎4合を完飲。暴走老人ならぬ、暴飲老人です。 60過ぎてこんなに飲むなんて、健康を守る薬剤師としての自覚が足らん! 酔っぱらいの話題は、政治の話から薬局経営論まで多岐にわたり、同じ話の繰り返し。 いいかげん飽きたので、先に寝ました。 宿の前にあるクラシカルな公衆浴場。入る時間がありませんでした。 近くにあった薬師堂。うちの薬師堂に似ています。 翌日は、栗で有名な小布施へ。まず、葛飾北斎の絵を集めた、北斎館へ行きました。 北斎の風景画・美人画・人物画ぐらいは知っていましたが、リアルな動植物画があっ て、ダチョウが描かれていたのには驚き。ちょうど北斎漫画展をやっていましたが、絵 によってタッチがまったく違うのは、ほんとの天才なんですね。でも、この繊細な絵を、 忠実に版木に彫った職人も、間違いなく天才です。 次に、辛党の柄にもなく、栗を使った有名なスイーツの店へ。待ってる人がいましたが、 順番が3組目だったので待つことに。家内に、好物のモンブランケーキを買って帰るか と電話したら、「自分で作った方が美味しいからいらない」と。 可愛くない! 待つこと30分、座ってから注文したのがくるのに30分もかかりました。私が頼んだの は、栗のロールケーキと栗の紅茶・・・と、栗ソースがけのアイスクリーム。 栗ようかんで有名な小布施堂にも行きました。小布施堂は、栗ようかんで財を成し、街 おこしを手がけて、小布施を一大観光地にしたのだとか。敷地の中には昔の建物が残 り、まわりの景観も整備されていて、とてもいい感じ。 ほんとはここら辺で、栗を使ったお昼を食べる予定でしたが、どの店も混んでます。 さっきのタイムロスと満腹なこともあり、長野駅周辺でソバでも食べようということに。 そのとき、私が気づきました。「あの有名な、栗の小路に行ってない」。 テレビの旅番組では必ず出てきます。そこで、地図で探しながら行ってみました。 予想と違い、テレビで見たときは、もっと広くて奥行きがあった気がしたのですが・・・ こんな感じです。路面に埋め込まれているのは栗の木。 長野駅に着き、近くのソバ屋へ。私は、栗ご飯よりソバの方が好きです。 ここでも彼らは日本酒を飲んでいましたが、まあ、最後なのでいいでしょう。 席の都合で、バラバラに新幹線に乗って帰路につきました。 次に会うのは、2ヵ月後のスキーです。 新幹線は、なぜカモノハシのようなスタイルをしているのか? それは、トンネルに入った時の風圧を逃がすためです。 今回のおみやげは、栗のマカロン・栗ようかん・りんご味のキットカット。 すべて自分へのおみやげです。数日で完食。 ]]>