あと3年ちょっとで60歳を迎えますが、この57年間で「賞」 とつくものをもらったのは確か2回しかありません。 一度目は中学生のとき。7歳離れた弟に、火災予防コン クールのポスターを描いてくれと頼まれ、それが特別賞に なってしまいました。もっとも、賞をもらったのは弟ですが・・・ 2度目は4年前。長年都民の健康に寄与したということで、 東京都知事賞(薬事関係功労)をいただきました。 都知事賞をいただいたときは、これが人生最後の受賞にな るだろうと思っていましたが、さらに厚生労働大臣賞までい ただけることになるとは、まさに予想外のことでした。 授賞式は厚生労働省内の講堂で行われました。 舛添大臣に会えると思っていたのですが、予定表に副大臣 から授与されるとあり、ちょっと残念。 入り口で家庭薬組合の専務理事と落ちあって会場へ。 都知事賞のときの受賞者は30人ほどでしたが、今回は全 国からなので85人と大勢。薬剤師、薬種商、医薬品メーカー、 医療器具メーカー、卸など、薬事に係わっている功労者です。 周りを見渡すとお年寄りばかりで、何か若造が(そんな若く もないけど)申し訳ないようです。後日受賞者名簿で歳を見 ると、私は下から2番目でした。 まあ、36歳から20年以上社長をやっていましたから・・・ その中で、奥さん同伴が30名ほどいました。私も家内に一 緒に出席するかと聞いたのですが、「着ていく服がない」と 拒否されました。家内の父親が賞をもらったとき、義理の母 は着物を新調したというのに・・・ 帰ってから「奥さん連れがけっこういて、夫の晴れ姿を写真 に撮っていた」と話すと、家内は、かわいそうなことをしたと しばらく反省していたようです。 式が始まると、厚生労働副大臣も急用で、急遽局長が代理 出席するとのこと。 都知事賞のときも、石原都知事からいただけずに代理の方 でした。私のように会社から20分で来れる者はいいですが、 今回の受賞者は全国から奥様を連れてわざわざ来られてい るわけですから、代理の代理というのは・・・。まあ、この時 期お忙しいのでしょうね。 受賞式が終わると、何組かに別けて記念撮影が行われ、そ の後部屋でお弁当をいただきました。 授賞式は淡々と終わりましたが、憂うつなのはこれから。 年末・新年にかけて業界のいろいろなパーティーがあり、そ こで挨拶をさせられることです。 記念品は写真のお盆。これも皆様の税金からで申し訳あり ません(年金からではありません)。 ]]>