家庭薬メーカーはもともと仲がいいのですが、その中でも社 長の年齢が近い10社が特に仲がよく、年に数回勉強会や 見学会をしています。 今回は成田にある龍角散の工場に行きました。 前回、前々回と一人一台の車で行ったもので、現地でまる でパレードのような車列になってしまいました。今回はその 反省も踏まえ、環境にもやさしくということで、車は3台まで とし、あとは電車で行こうということになりました。 京成線の上野駅はJRと離れているので、乗り換えは日暮 里駅からにしました。私は方向音痴で有名なH氏を引率。 成田まで50分ですが、私鉄は特急でもみんな安いですね。 駅のロータリーには車組みの3人がすでに待っていました。 時間があるので、近くの成田山新勝寺にお参りに行くことに しました。ここは初詣でも有名で、むかし祖父と祖母が毎年 必ず参拝に行っていたことを思い出します。 このお寺は真言宗智山派で、うちと同じ宗派だということに 初めて気づき、念入りにお参りしてきました。 今回は強い雨にたたられました。 お昼は予約しておいたうなぎ屋さんへ。成田山周辺は沢山 のうなぎ屋さんがありますが、昔は江戸から歩いて往復三 泊四日かかったそうで、そのお参りする人たちの体力を補う ためにうなぎ料理が広まったそうです。お店の名前は忘れ てしまいましたが、天然ものということでとてもおいしかった です。 お腹がいっぱいになったところで、龍角散の工場へ。 広い敷地の中に、余裕を持った大きな工場がありました。 GMPという医薬品製造に係わる厳しい法律がありますが、 それに則した最新の素晴らしい工場で羨ましい限りです。 一角では医療用の医薬品も製造していました。 龍角散ホームページ http://www.ryukakusan.co.jp/kigyou/koujou.html 工場見学を終わると、今夜の懇親会が行われる犬吠埼の 旅館に。今回は運転せずに楽しようと思っていましたが、東 京から運転してきた某社長に頼まれ、彼の車を運転するこ とに。彼とは昔からの友人ですが、10年以上前に、彼と奥 さんと、彼の会社に勉強に来ていたドイツ人を連れて、私の 車で日光に行ったことがありました。そのドイツ人を助手席 に乗せたまま彼は後席で寝てしまい、あの時は意思の疎通 ができずに困ったという昔話をして笑いました。 旅館は可もなく不可もなく。でも、前回の鴨川の同窓忘年会 のときもそうでしたが、熱海、湯河原などに比べて房総は安 いですね。 目の前が太平洋。 翌日は銚子市内にあるヤマサの工場を見学しました。銚子 は海流の関係で湿度や温度が醤油の原料の発酵に最適な んだそうで、ヤマサ以外にもヒゲタなど多くの醤油メーカー があります。広大な敷地に沢山の工場がありましたが、醤 油はできあがるまで半年かかるそうです。直径が5メートル ぐらいある大きな醸造槽を見せてもらいましたが、これが6千 個もあると聞いてびっくり。おみやげに醤油をもらいました。 売店で醤油ソフトを。味はキャラメルのようです。 お昼は銚子の市場の前にある食堂で。ここは以前家内と来 たことがあり、ガイドブックに載っていた大きな料理屋で食 べておいしくなかったことを思い出しました。そこで今回は隣 りの小さな食堂に入ることに。メニューが豊富でどれもおいし そう。なにしろ目の前が市場ですから。 みんなお腹が空いていないと言っていたのに、ガッツリ定食 を完食しました。 今回の見学会は雨にたたられましたが、いろいろと勉強にな った二日間でした。 ]]>